最大のピンチ
そして次の日。
バロサウルス達は遂に目的地までやって来た。
その場所は洞窟状になっており、そこに行くには一本の橋を進む以外行く道はありません。
しかし橋の下は高い崖になっていて非常に危険でした。
けれどもバロサウルス達は橋を渡る事にしました。
最初にカマラサウルス。
次にカンプトサウルスとステゴサウルス。
そして最後にバロサウルス。
だが、バロサウルスが橋を渡り始めたその時である!
肉食恐竜の群れが現れた。
そう、バロサウルスを襲ったアロサウルスの群れだ。
しかし、このアロサウルスの登場でとんでもない事に。
なんとアロサウルスが橋に乗った途端橋に亀裂が!?
それでもアロサウルスはお構いなしにカマラサウルスに襲いかかる。
だが、バロサウルスの一頭がカマラサウルスを庇ってアロサウルスの攻撃の盾となる。
そう、バロサウルスは自らを犠牲に他の仲間を守ろうとしたのだ。
けれどもアロサウルスの群れはバロサウルスの体によじ登ると集団で噛み付く。
「私に構わずにみんなは行け!」 人間みたいに言葉を持たない恐竜だが、バロサウルスはそう言っているみたいだ。
そうやって他の仲間を洞窟まで逃がすとバロサウルスはアロサウルスに噛み付かれた状態で橋の亀裂目掛けてジャンプ。全体重を橋にかけました。
すると橋は崩れていく。
バロサウルスはアロサウルスの群れにやられながら崖に落ちていきました。