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3話 洞窟で暮らします

 洞窟についた

 そういえば、ボックス内の時間って経過するのかな? 後で魔導書見よう


 その前に洞窟を見てまわろう。多分あの熊の縄張りだったから、他の動物がいなかったんだろうし。ここに住んでたの熊だよね

 まあ、狭くても増改築すれば結構住める様になると思う。土魔法使えるし


 今日のところは魔導書読んで魔法を使えるようになろう。食べ物もあるし



 んー? 奥の方は結構暗いな? ここで読もう。ライトとか使えるかな?


 あ、私この世界の言葉わかるのかな? あ、読めるや







 ふむふむなるほど。魔法には誰でも使える生活魔法(無属性)と、50%の人が使える基本属性。その中の10%が使える上位属性。80%の人が使える特別属性があると。特別属性は念じるだけで使えるため、特別属性というのか

 とりあえずは生活魔法を覚えるか。えっと、生活魔法には、ファイア、ウォーター、ウィンド、アース、ライト、クリーンがある。ふむ。とりあえず順番にやってみるか。

 ……魔法ってどうやって使うんだ?




 あ、あった


 イメージしながら魔法名を唱えるだけ? それでいいの? 魔力を扱える様にならなければならない。キリッ。とかないの?

 まあ、いいか


 じゃあ、ファイアから

「“ファイア”」


 ボッ


 おお、出た。熱くないな

 じゃあ、次は

「“ウォーター”」


 バシャ


 ……濡れた


 次はウィンドだな












 ……ひと通り試し終わったな。まあ、生活魔法は誰でも使えるからこんなもんか

 ところで、ウォーターの水は飲めるのだろうか


 あ、飲めるって書いてある。これで、水問題は解決だな




 さて、とうとうこの体と向き合う時がきたか。遅い? 誰だってとりあえず先送りにするような問題でしょ? ……だから、私は誰に話しかけてるんだ

 ボッチだからか……クスン



 そろそろ日も落ちる。その前にトイレを済ませておきたい。遅かれ早かれ直面した問題だ。大丈夫。この体とこれから一生一緒に生きていくんだ。よし。やってやんよ








 よし、まだ子どもだから大丈夫だった。うん。そういうことにしとけ。触れてくれるな




 さて、男だと再認識した私……俺はこれからどうするべきか

 1 とりあえず顔の確認

 2 町へ行く準備

 3 森でサバイバル生活

 4 盗賊する

 まずは1だな。これはしよう。興味がある。2はお金も無いし攫われたら堪らないのでなし。よって、3は必然的にそうなる。4は……まあ、必要になればやるが、今はそんな気はない。


 よし、アースで穴掘って、その中に水をいれると即席鏡の出来上がりだ。どれどれ、どんな顔してるかなー。将来期待できそうな感じだと嬉しいな





 …………う、わー。美人だわ。ちょっと冷たい感じだけど、それがまたこの色合いにあってると言うか。薄い空色。というよりは氷のような冷たい髪色に、グレーの目。色白の肌。いいわー。って、私……じゃない、俺なんだよ! 何がいいわーだよ!


 でもこの顔じゃあ、王子様やれないな。女の子口説けないわ。

 まあ、口数少なくしとけば顔にあってるし。よし、目指せ無口なクールビューティ……無理じゃね? いつも通りでいいか


 よし、次は名前と設定を決めよう。人と会った時のためにな

 孤児だから、赤子の時に捨てられて、じっちゃんに育てられたけど死んじゃって、村を追い出された感じで行こう


 名前はクラウドな


「そういう感じで頼む神様」


 もし調べられたら困るからそういう設定で世界に埋め込んでもらわないとな



 《はーい。あ、村滅んだ設定も追加しとくから。リジア村ね。じゃあ、これで最後の手紙だよ。楽しんでね》



 よし、これで多分大丈夫だろ。サバイバル生活楽しみますか


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