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17話 剣と魔法

 昨日は算術以外散々だったな。悔しかったから、お風呂と夕食以外予習復習してた。とても疲れた。次からは程々にしようと決めた


 今日は剣術の先生と魔法の先生が来るから庭で待っている。結構広い。前世(まえ)の学校の校庭の、半分くらいだな。それはともかく、午前中が魔法の先生だ。まあ、剣術先にしたら汗で気持ち悪いまま魔法の授業受けなきゃだしな。良かった



「シンラデュラだ。シンとでも呼ぶといい。学園を卒業したばかりだからな。学園の教師になる前に、こうして家庭教師として活動している。君が学園に入る頃に新任として入る事になるだろう。よろしく頼む」


 男の先生だ。若いな。そして、イケメンだ。俺が今まで見てきた人の中でダントツで整っている。赤紫色の髪と潤んで見える水色の目が色気を感じる。これが大人の色気か。まるで2次元だな。それにしても、この人貴族だろうに結構気さくだな。もしかして、この世界の貴族って、俺が思っているのと違うのか?


「はい。よろしくお願いします。シン先生」


「では、君が今どの程度魔法を使えるのか見せてもらうよ」




 これで、一通り終わったな。水と土と氷だから、使う魔法が多かったな。とても疲れた


「……そこまで出来れば学園の入学試験は余裕だろうな。俺は一体何を教えればいいんだ?」


 え?国の中に1つしかない学園なんだよ?もっと色々出来なきゃだろ


「学園に入ることが出来るのは貴族か治癒属性を持つ者、魔力量が高い者、上位属性が使える者だけだ。つまり、重要なのは属性と魔力量だけ。ただ、貴族として舐められないように色々学習しなければならないが、それでも最低限出来ていれば良い」


「平民達は何処で魔法を習うのですか?」


「平民は先程言った者達以外は地方の学校または、教会で習うことになる」


 なるほど。算術とかと同じように魔法の授業の時間があるのか。ファンタジーだな。知ってた。ちなみに、学園は貴族が通うもの。学校は、平民たちが通うところとされている。身分制度ぇ……






 さて、次は剣術の先生だ。意外と細い。熊みたいな人が来ると予想していたが外れたな。いや、筋肉はあるのか。細マッチョってやつだな。歳は20……か?いや、30かも。年齢不詳だ


「ルートです。よろしく、お願いします。……とりあえずここ40週走って。森にいたなら出来るでしょ」


 最初敬語頑張ってたけど諦めた。面白い人だな。1ヶ月前の自分を見ているようだ。だから、強そうなのに家庭教師してるのか。騎士もある程度敬語使えなければいけないもんな。多分だけと。予想でしかないけど


「ほら、早く。歩いても良いけど止まったらダメだから」


「はい」


 あれだな。この人、口下手で人付き合いとか苦手そうだけど、熱血漢ぽい。なんだそのギャップ




 それから、プラスで40週走った。予定の2倍何ですがそれは。先生楽しそうだったな。これから、凄く扱かれそうだ。そして、流石に疲れて座り込んだ俺の所にきて先生は


「思った以上に体力があってびっくり。これから、厳しく教えるから。期待してる……あ、名前何だっけ」


 と言った。この先生大丈夫だろうか。もしかして、脳筋の要素も兼ね備えているんだろうか。いや、ここは天然と言う事にしておこう


 とりあえず名前は教えておいた


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