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15話 坊ちゃんは努力家ですな-ミカリス視点

 さて先程、最後の授業も終わりましたし、私は夕食の用意をするよう使用人に言い、シュタルムの所へ行きましょう


 そういえば、授業が終わった後に坊ちゃんに努力家だと伝えた時、シュタルムには言わないでと言っておりましたな。まあ、坊ちゃんが復習している姿を見たその日に伝えてしまったので、時すでに遅しなのですが。ついでに言えば、屋敷の皆が知っているでしょう。私がお伝えしたのはシュタルムとリーリェル様だけなのですが。家の使用人達は耳聡いですな。まあ、聞かれて困る事では無いのですが


 それにしても、何故坊ちゃんは努力している事を黙っているように言ったのでしょうか。努力する事は素晴らしい事だと思うのですが、何か嫌な事でもあったのでしょうか。シュタルムに報告して一緒に考えましょうか





「ふむ。人に努力する姿を見せたがらない者も一定数いるだろう。まあ、クラウドの場合は何か理由がありそうだが。努力しても認められず結果ばかり求められていた。もしくは、努力する事自体を恥ずかしいことだと認識させる事があった。というところか。本人に聞くのが手っ取り早いのだがな」


「坊ちゃんが話したくないのであればやめた方が良いでしょうな。焦らずとも、少しずつ家族になっていけば良いと思いますよ」


「そうだな。今まで、焦っていたのかもしれんな。家族になど、簡単になれるはずもないのにな。焦って良い事など無いな」


「そうでございますね」


 坊ちゃんが私達を受け入れて下さるまで、今しばらく待ちましょう。思えば、ここにきてまだ1週間でございましたな。表情を変えない坊ちゃんが心配で、貴族として舐められないように勉強も必要で、詰め込み過ぎたのですね。授業は、受けてもらわねばなりませんが、少しでも早くここに馴染んで頂きとうございます


 ですが、1人で考える時間も必要で御座いましょう。早めに専属の若執事を付けようかと思いましたが、もう少し後に致しましょうか




今回は短めです。ストックも無くなり、これから更新が遅れることもあると思います。




ちなみに、主人公に専属の侍女、侍従が付くことはありません。若執事に全てやって貰います。貴族の事はよく分からないので、おかしな所があったら、指摘してくださると嬉しいです。


若執事の名前と出身どうしよう……

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