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1話 転生します

 目が覚めるとそこは宇宙でした……


「……は?」


 なんっでやねん! いや、ちょっと待て何でこんなことになってんの? 意味がわからない。誘拐か? なんだよ誰かこいよ説明してくれよ! いや、わりとまじで。……なんで私息できるのぉ


「それはな、お主が死んだからじゃ」


 ありがとう答えてくれて。そっか、私死んだのね。ということは、ここは死後の世界なのかな? なんで宇宙なんだろう。三途の川とかなかったんだね


「ここはわしの神域じゃ。普通なら三途の川渡っとるわい」


 ああ、三途の川あったのね。

 ところで、ずっと気なってたんだけどさ、おじいちゃんどちらさんですか? なんで月の上でお茶してるの? 畳敷いたりしていいの? 神域だからいいのかな……ん?神域?


「いいんじゃ。お主も飲みないよ。ほれ」


 ……そういえば、なんで声に出してないのに話せるんだろうとか思ってたんだけど、おじいちゃん神様なんだ


「そうじゃな。お主いい加減声に出したらどうじゃ」

「……はい」


 楽なのに


「お主大物じゃの」

「それほどでも。何周か回って冷静になっただけですよ」

「一周じゃ足りんかったかの」

「足りませんでしたね」


 ああ、お茶がうまい。あ、なんで私ここにいるんだろう。よくある間違って死なせたとかかな


「それはな、わしの暇つぶしのためにちょいと異世界へ行ってもらおうかと思うての。ちなみに人間を間違って死なせることはないの。小説の読みすぎじゃ。わしも好きじゃけどな」

「好きなんですか」

「娯楽がないもんでな。偶に他の神がやって来るだけじゃ」

「ところで暇つぶしに異世界へってなんですか」

「おお、そうじゃ。これを見とくれ。説明するのはちと面倒じゃからの」


 面倒て……

 書類渡されたけどなんだこれ


「そこに必要事項が書いてあるでの。お主のことは調べさせてもらったからの。今それをもとに体を新しく創っておる、よくある能力を選んだり属性を選んだりはできんのじゃ。2つほど後付けはできるのでな、よく考えて書いとくれ。あ、魔法はつかえるでの、それ以外じゃ」


 ふむふむなるほど。魔法は使えるのか。あ、向こうの体は10歳なのね。孤児? じゃあ、運動神経上げなきゃ死にそうだし……あ、サバイバル的な知識とかいるかな。なんせ普通の女子高生だからね。薬草とかで色々作ってみたかったんだけどな……


「サバイバル知識に大体の薬草のことははいっとるぞ」

「じゃあ、それで」

「うむ。この扉の先は異世界の森の中に通じておる。達者でな」


 扉っていうか、襖なんだけど…まあ、いいか


「あ、いってきます」

「! そんなこと言われたのは初めてじゃ。いってらっしゃいの」










「あの子があの異物を片付けてくれるとええの……」




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