九話 ギルマスと戦闘開始
1000pvこれから幾つ伸びるかな♪
「お主達、その話詳しく聞かせてくれんかの。」
そう言った人物は顎髭をいじりながら、此方をみていた。
「な、何言ってるんですか!?ギルマス!こんな餓鬼の言うことなんて、どうせ嘘ですよ!なのに何で……」
「少し黙れ…お主達の言うことは全部本当なんじゃろ?どうかこの爺めに教えてくれんかの。」
そう言ってギルマスと呼ばれる老人は頭を下げた。
「ギ、ギルマス!どうか頭を上げて下さい。」
「うるさいのぅ…少し黙ってくれぬか?貴様の言うことなど、聞いていられぬわい。そんなこと聞いているなら、一つでも敵の情報を集めた方が、得じゃわい。そう言うことなんじゃ教えてくれんかのぅ」
「嫌だね!さっきから話を聴いていれば、そこの婆さんが俺達を罵倒しているだけじゃん。教える訳には行かないね。……ただどうしてもって言うなら、証拠を……いや、敵の正体を教えてもいいよ?どうする。」
「だめですギルマス!そんな餓鬼の言うこと何て聞いちゃ!」
「あんたさっきからうるさいんだよ!……少し黙ってろ。」
そう言って俺は消えた。いや、高速で受付嬢の懐に潜り込んだのだ。
そして俺は、受付嬢の腹に、鉄拳をぶち込んだ。「ボグッ!」嫌な音を立てて鉄拳が受付嬢の腹にめり込んだ。
受付嬢は吹っ飛びながら、壁にめり込み気絶した。
「よし、これで静かになった。話をしてやろう。」
「お主達一体何者なんじゃ?あの受付嬢はDランク相手に圧勝する程強いんじゃよ?それをいとも簡単に……いや、追求はよそう。儂は、あんな風に吹っ飛びたく無いしの。」
そう言ってギルマスは身震いした。
「どうでもいいが、早く話をしよう。俺達も依頼達成報告をしたくてイライラしてるからね。」
「おお、そうじゃったの。すまんすまん。では、二階の応接室に行こう。丁度今空いてるところじゃ。」
「おKじゃあ早速そこにいこう。」
「おーけー?おーけーとは、なんじゃ?まあいいか。」
そう言ってギルマスは俺達を二階に連れていった。
「さて、何から話そうかのぅ…ああそうじゃ、奴を見たと言っていたな。疑っている訳じゃ無いんじゃが……一応証拠を見せてくれんかの、儂はそれを見て判断する。」
「分かった。それじゃ今からだす。」
そう言って俺は、メニュー画面を開いた。
(なんか着信ある。……メールだ。創造神からか……まぁ後からでいいか。)
そう思いながら俺は、古代兵器を取り出した。
「こ、これは!……うーむ…まずい事になった。まさか本当だったとは…」
「おい爺さん、あんたも俺の事疑っていたのか?」
「いや、そう言う訳では無い。只、昔有った古代書に同じ怪物が載っていただけじゃ。」
「それで?その兵器はどんな代物なんだ。?」
「うむ、それがな……たった五日で、この大陸を滅ぼしたらしい。……たった五日……それしかこの大陸に残された時間は無いと言うのか…。もう…このルルィス大陸は終わりだ…」
「おい爺さんまだこいつが本物と確定した訳じゃ無いぞ。まぁこれは、バットな方でだけど。」
「……どう言う意味じゃ?」
「あぁそれはだな…こいつは、序章に過ぎないと、いうことだ。」
「なん…じゃと…。」
「実はな、こいつを殺った後に近くの壁にこう書いてあったんだ。「こいつはまだ試作品だ。戦争するときは、完成体で行く。」と。」
「もう終わりじゃ……試作品とはまだしも完成体とは……」
「そう言えば、戦争をする理由を言ってなかったな。理由は、「貴様等は、私達の大恩人ナーチュス博士を殺したからだ。」と、書かれていた。……ナーチュスって誰なんだ?」
「そ、それは…」
そうギルマスが言葉を詰まらせたところで、建物の前で声がした。
「ギルマス殿!我等騎士団が参上したぞ!早く門を開けてくれ!」
と、言っていた。
「おぉ!やっと来おったか!よし、今門を開けるぞ!……おっと、お主たちとの話は後じゃな。」
そう言って立ち上がったギルマスに俺は冷たく言い放った。
「もう後なんてねぇだろ。まあ良いこれで、この大陸が滅びても、俺は知ったこっちゃ無いからな。」
「そ、それはどういう……」
俺達は、ギルマスが最後まで、喋り終わる前に、応接室を出た。そして、ギルドを出たら、100人位の鎧を来たやつらが馬に乗っていた。
まあ、それだけなら俺達は驚かないんだが、奴等がその中にいたせいで、俺達は驚いた。
そう、イケメン&美女グループだ。
その瞬間俺は、神気を轟々と、出した。怒りを露にして。
「お前らぁぁぁぁ!」
ビクッとして、こっちを見た奴等は、
一瞬驚いていたが直ぐに、
「なんだ、地味男君じゃないか。ハハ、君も此方の世界に来ていたんだね。」
そんな呑気な言葉が、俺の中の何かの導火線に火をつけた。
第十話 宿敵?登場!