四話 町とギルド
前回無事町に入ることが出来た秀人達。
無事に町に入ることが出来た俺達は、まず商店街に向かった。商店街は色々な人達で賑わっていた。俺は、ある人が気になった。そう獣人だ。
「ほほぅこれが獣人か、初めて見たな。」暫く観察していたら、俺達に気付いたらしく、人混みの中に消えていった。「いっちゃったね。」
まあ無理もないこっちの世界にない帽子を被ってこっちの世界に無い眼鏡を掛けた少年を見たら、誰だって逃げる。なので俺達は、防具を買うことにした。備考だが、こっちの世界の成人年齢は、13歳だそうだ。
「いらっしゃい、どんな防具をお探しだい?」防具屋の店員が、話しかけてきた。
「俺達二人に合う、軽くて丈夫な防具が欲しい。」「ああ、そう言うんだったら、ツェンド鉱石を製錬して作ったこの防具がオススメだよ。まあ、そのぶん高いケドね。」「じゃあその防具を二人分下さい。」「はいよ……え!こんな高い防具買えるの!?しかも二人分も!?」「はい。金には困ってないんで。」「そうなんだ…そう言われてみると、その服見たこと無いしね。しかもカッコいいおっとと話がそれたね。二人分で60万ヒールね。」こっちの世界の金の単位ってヒールって言うんだ…覚えておこう。「金貨一枚で良いよね?」「はい勿論……ってどんだけ金持ちなの君達!もしかして、何処かの貴族?」「いや、違うよ。俺達は一般人だよ。」「何でこんなに大金持っているんだよ!」「うるさいな~早くしてよ日が暮れちゃう。これからギルド行ったり宿を取らなくちゃいけないの!お釣りを早く、くれ!あと防具も」「ごめんごめん。ついその服がほしくてね…」「売ってあげるよ。」「本当に!いくら?」「二億。」「へぇ使途金貨二枚……って高!何その値段!珍しいとはいえ、ソレはないでしょう!」「まだ安い方だ。こっちの世界に無い繊維で作られているのに、安くしてどうする。」「そう言われれば…それと、君が目に掛けているそれは何だい?」「ああこれね。これは眼鏡といって、視力を戻す道具なんだ。……それよりも早くしろって!首切るよ?」「怖っ!まあいいや…っと、はいこれ。これがツェンド鉱石で出来た防具だよ。後、お釣り。40万ヒールね。また来てね。」
そう言って、俺達は、防具屋の店員と別れた。商店街を歩いていると、旨そうな、焼き鳥みたいなのを焼いている店を見つけた。「らっしゃい!焼きビックモスの焼き肉なら、ウチで買っていきな!一本50ヒールだ!」「10本くれ。」「はいよ、10本だね!5000ヒールだよ」俺達は大銅貨を五枚払って店を出た。非常に旨かった。特に塩と、胡椒みたいなので味付けした、焼きモスは、絶品だった。
ギルドに行く途中、沢山の女性が、俺達の方を見てきた。まあ無理は無い。隼人は、カワイイ系で、俺は、クール系だ。中には、鼻血を出して倒れる人も居た。(これが世に言う腐女子って奴か。まあいいや。俺達は、気にせずギルドに向かった。男性からの視線が、何回も突き刺さった。
目的の場所に着いたのは、日が傾きかけた夕暮れ時だった。俺達は、大きな扉を開けた。そこには、沢山の冒険者が……居なかった。まだ依頼をこなしているんだろうか。間合いいや
俺は、カウンターまで行き、受付嬢に喋り掛けた。「あの、冒険者登録したいんだけれど……」「はいはい、冒険者登ろKぶふぉぉっっ!!なんと言う暴力的なカップリング…気に入った。」「鼻血出てるよ?」「え!あ、はい大丈夫です。ちょっと興奮して。冒険者登録ですね。では此方に名前と身分証を」この人も腐女子だな……ハァ、こっちの世界は、腐女子が多過ぎる。ぶつぶつ文句をいいながらも、俺達は、冒険者登録をした。
「えーっと……シュウト様にハヤト様ですね。おめでとうございます。貴方達は、これで冒険者です。あ、これがギルドカードです。ランクについて説明は…」「よろしく」「はい。ランクは、F、E、D、C2、C1、B、A、S3、S2、S1、G、SG。となっています。それと、ギルドカードを破損した場合、再発行と言うことで三百万ヒールいただきます。それと、ギルド内での乱闘等には、死亡しても、一切責任は取りません。それと、パーティーの説明をしますね。パーティーは、およそ六人までで、形成されます。まず、パーティーのリーダーをきめます。リーダーは戦いの指揮を取ったり報酬のわけかた等をします。それと、ランクについてですが、今シュウト様が、リーダーですよね?パーティーは、リーダーのランクで決まります。なので、シュウト様達のパーティーランクは、Fです。それと、ランクアップですが、一定以上の依頼をクリアすると、ランクアップします。それと、ランクFの人やパーティーは、Eランクの依頼を受ける事が出来ます。ですけど、当然ランクダウンもあります。一定以上の依頼を失敗すると、ランクが、一つ下がります。ランクFの人達は、奴隷になります。あなたたちなら、ブハッッ!っとすいません一つ上のランクの依頼を10回同じランクの依頼を五回失敗すると、ランクダウンしますのでご注意を。」
俺達は、受付嬢に礼を言い、ギルドを後にした。外に出てみると、もう夜だった。急いで宿を取ろうと、言うことで、お宿「誘い」に泊まった。
凄い宿の名前だな。なんて、思いながら100ヒール払い、その日は、寝る事にした。
ホモ要素?何それ美味しいの?作者は、腐女子……かな?