三話 初モンスターと大円陣
三話……いや百話への道は遠い
さて、おれはパートナーサポートの能力の意味を隼人に聞いてみた。
そしたら隼人が、「パートナーサポートってのはね、秀人の限りない魔力を制御する能力の事だよ。例えば君の魔力が暴走したら、僕が食い止められるようになっているんだ。あと、此方の世界の事を大体把握しているから、いつでも聞いてくれ、あと、頭のなかに、(スタート)って言ってみて。
言われるがままに、俺は、頭の中にスタートと言った。そしたら頭の中に画面が出てきた。「多分画面が出てきたと思うけど……どう?」「ああ、出てきたよ…これ何?」「ああ、説明がまだだったね、それは、アイテムボックスの画面、お!ちょうどいいところに」そう言って隼人は、近くにあった黄色い花を取ってきた。「これに向かって「収納」と言ってみて」
おれは、花に向かって「収納」と言った。すると、花が隼人の手から消えアイテムボックスの画面に黄色い花が表示された。
「うん!成功だね。次は、画面の中の花を選んで、「放出」といってみて」俺は、ボックスにある黄色い花に向かって「放出」と言った。すると、地面に、黄色い花が出てきた。
「うん!これも成功だね。これで全部完了!さて、町に行こうか。一番近くにあるのは………やはり神様の言った通りの方角に町があるね。えーと…ターシャの町だねここから歩いて三十分って所かな。早速いこう!」何かノリノリだな。まあいいか出発しよう。
道中、俺達は、色々な話をした。隼人が死んだ後や、死後の世界とか。ちなみに、創造神が降りてきた時は、ワクワクしたそうだ。
さて、いつもの二人に戻っていた時に、邪魔者が出た。「こいつらは、アサシンウルフ危険度Dと言った所か。今の秀人の敵じゃないよ。けどこの数……30匹は、有に越えているね。まあ大丈夫だよ。」
そんなこと言われても。VEMMO以外やったことある俺でも現実じゃあな。けど殺らなきゃ殺られる!と、言うことで、戦闘開始!まず、目の前の三匹が、飛んできた。おれは、一匹ずつ頭に拳をぶちこんだ。二匹には避けられたが一匹には、あたった。そしたら、ぐちょ!という嫌な音と、拳にニュルニュルした感触がした。
何だろうと思い見てみると、ウルフの脳だった。「うわっ!」俺は、ウルフの脳から手を離した。そのあと、ウルフ達が襲ってきたが、今度は、首筋に手刀を打ち込むことにした。
しかし、今度は、首が切れてしまった。どうしよう…そう思っていると、ひとつの名案が生まれた。魔法を使ってみよう………………と言うことで、魔力切れしない俺は、火の中級魔法を使って見る事にした。
勿論、魔法は全て無詠唱だがな。「火円陣」そう唱えると、ウルフ達の周りに、高さ120メートル位の大円陣ができた。次第に、円陣は、中央に集まって行き、やがて、中央で、巨大な柱に変化して、消えた。
中に居たウルフ達は、灰になっていた。恐ろしい火力だ。結果てにはいったのは、二匹分の毛皮と牙だけだった。
素材を回収したあと、町に向かって再び歩き出した。歩いている途中、鎧を着た人達が、この辺りで、魔王らしき奴は、見なかったかと、きかれた。何故?と聞き返すと、巨大な火柱が突然現れたから、騎士団が出てきたらしい。そこまででかかったのか。まあいいや。俺は、丁寧に知りませんとそう答えた。まあ、起こしたの俺だし魔王みたいな奴見てないし。
そしてまた俺達は喋りながら、歩いていたら、城壁が見えた。そして、関所みたいな所の前で俺達は、立ち止まった。お金の確認をするためだ。隼人の腰の袋の中を見てみると、王金貨一枚、金貨三枚、銀貨六枚、大銅貨十枚が入っていた。計算すると、千三百七万入っていることになる。凄い大金だな。まあいいや
俺達は、門の前まで行き、当然のように門番に止められた。「おい君達。何処から来たか知らないけど、此処を通りたかったら、ギルドカードか身分証をだして。それとも、別の町や村からきたのかい?」「いえ、僕達は、山の中の小さい集落から来たので、ここら辺の事とかよくわからないんですけど。」「そうかい。あーそれじゃ身分証を作るから、名前を教えてくれ。あと君達は、安心だけど犯罪とか、起こしてないよね?
「はい、勿論!あと、僕達は、九歳です。」そんなこと、をいって、身分証を作った俺達は、無事、町に入る事ができた。
どんな物語なっていくか、本当の話、作者も知りません。行き当たりばったりの、投下です。