君を思い 君に泣く
嗚呼
君を思い
君に泣く
君を思う僕の気持ちは
絶壁から流れ落ちる
激流にも似ていて
君を思う僕の気持ちは
彼方へとひろがる
大海原にも似ていて
僕の気持ちは変わりなく
月日を越えて行くだろう
でも君の気持ちは
手から流れ落ちる砂のように
こぼれ落ちてしまうのだろうか
嗚呼
君を思い
君に泣く
僕は君を思うけど
君の目は
違うところに向いていて
それは少し寂しかったけれど
君がいてくれれば
それでよかった
ほんとうに…
ただそれだけで…
でも
君は
新しい道へと進んでいく
僕は手を延ばすけれど
もう君には届かない
嗚呼
君を思い
君に泣く
ただ一人
残された僕
もう君は
振り向いてはくれないけれど
君を思う
その気持ちは
無くさないでいていいよね?
もう君は
振り向いてはくれないけれど
この気持ちを持てるだけで…
もう
それだけで…
僕は充分だから
嗚呼
君を思い
君に泣く
ただそれだけで…
ただそれだけで…