表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君を思い 君に泣く

作者: 黒耀

嗚呼






君を思い





君に泣く





君を思う僕の気持ちは





絶壁から流れ落ちる





激流にも似ていて





君を思う僕の気持ちは





彼方へとひろがる





大海原にも似ていて





僕の気持ちは変わりなく




月日を越えて行くだろう




でも君の気持ちは





手から流れ落ちる砂のように





こぼれ落ちてしまうのだろうか





嗚呼





君を思い





君に泣く





僕は君を思うけど





君の目は





違うところに向いていて





それは少し寂しかったけれど





君がいてくれれば




それでよかった




ほんとうに…





ただそれだけで…





でも





君は





新しい道へと進んでいく




僕は手を延ばすけれど





もう君には届かない





嗚呼





君を思い





君に泣く





ただ一人





残された僕





もう君は





振り向いてはくれないけれど





君を思う





その気持ちは





無くさないでいていいよね?





もう君は





振り向いてはくれないけれど





この気持ちを持てるだけで…





もう





それだけで…





僕は充分だから





嗚呼





君を思い





君に泣く





ただそれだけで…





ただそれだけで…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] テンポとリズムが良い詩ですね。心地よいぐらいの、重さだと思います。泥々してなくて、尚且内容が文深くて読みやすかったです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ