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続・ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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Ep.6


「ルチアーノさん、これデパ地下土産の生蕎麦です。私はよくわからないけど、十割蕎麦でそば粉は信州産。と店員さんが言っていました」

「おお、それは素晴らしい!美味しくいただきたいと思います。私のようなものにありがとうございます」

「いつも執事の仕事をしてもらっているお礼です」

 うん。そう思えば気が楽になる。蕎麦が高かったけど、いっつも執事みたいに働いてくれてるもんね。

「ヒナタちゃん、俺には?」

「大神さんに土産があるわけないでしょ?私がデパートに行った理由はちょっとお高いお肉を買うためよ。大事にしていたそれをネロさんとBBQしたんでしょ?」

「はい。反省しております」

 給料から引くとなったのが大分堪えてるみたいね。結構年齢を重ねたし、もうそんなに食べないんじゃ?なんて思うのが間違いよね。見た目通りの食欲があるから質が悪い。




 翌日は仕事があります。

 返信用封筒で書類選考の書類に自己アピールとか書いてきたその書類のチェック。と言っても、書類に色の変化が見られなければ即シュレッダーさんがお待ちですけれど。

 その仕事を朝から私がしていました。

「アウラさん、私の体に紙で切れないように魔法をかけてくれる?」

 うさちゃんが不安そうに私を見るけど、うさちゃんを必要としてるのよ?ただ、お札は手書きでしょ?あんまり無駄にしてほしくないのよ。貧乏性なのよ。

「うさちゃん、お札が手書きだからこの間は無駄遣いさせちゃったかな?って反省してるの。今度はうさちゃん手書きのお札が無駄にならないようにしたからね!」

 うさちゃんが首を横に振った。

「えっと、誰かの役に立つの嬉しいの。お札はまた作ればいい」

「うさちゃん、手間じゃない?」

「誰かの役に立つ方がいい」

 なんていい子なんでしょう?これは志和家の皆さんと情報共有ですね。

「次からはうさちゃんに頼むね?」

 うさちゃんは嬉しそうに大きく頷いた。



 うさちゃんがいい子だというのに、書類選考の紙に変化はなくシュレッダーさんに吸い込まれていくばかり。

「これじゃあ、全然ダメじゃない!」

 そんな時に一枚の紙が変化を見せた。

「どれどれ、『私は神父をしていますが、ふとした時に使った神聖力が原因で教会を破門にされました。』へー、桧山さんと一緒だな。『どうやら聖書の一節を読むと神聖力が出るようです』桧山さんと一緒だけど、自分で力をコントロールできないのか」

「大神さん、紙を返してくれます?この先は私が見ますから」

 確かに、父さんと同じだしコントロールできてないことはわかった。でもこのヒト、神聖力が強い。用紙の色の変化を見てもわかる。

「とりあえず、このヒトは面接ね。為人とかこの社員のメンツを見た時のリアクションで判断ね。HP見たなら知ってると思うけど……」



大漁の紙の中から中からただ一枚。切なし。

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