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続・ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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Ep.4


 内職みたいな作業になるなぁ。と思ってたら、「いち抜けた!」と自分の亜空間に逃げ込む社員が…。

 抜けたのは、リヒトさん・ネロさん・ミシェルさん。アウラさんも用紙に魔法かけたら自分の亜空間へと行くことだろう。

 作業は結局5人で行うこととなった。



「うへー!すごい量の書類選考申し込み!」

 大神さんは最初からやる気をなくすようなことを言う。

「いきなり面接にしないで正解よ。こんなの一日で見てらんない」

 私は本気でそう思った。ツクヨミセキュリティを襲撃したい連中もいるだろうし、そんなのを警戒しながらの面接は精神力まで使う。

「あ、紙で手―切っちゃった。紙で手切ると地味に痛いんだよね」

 レオンさんが切ってしまった指をうさちゃんがじーっと見る。

「自分が治します」

 うさちゃんがレオンさんの指に治療するお札を貼った。

「うさちゃん、すごーい!もう治ってきた。ありがとう、うさちゃん!」

「聖さんに教えてもらったの」

「そうなの?でも出来るように頑張ったんだね、エライよ!」

 うさちゃんがはにかみ笑いをする。可愛い。

「すみませんが、私の指も治療していただけますか?お札、手作りなんですよね?些細なことに使わせてしまうようで申し訳ないのですが…」

 そう言う、ルチアーノさんの言葉に首をぶんぶんと横に振った。

「自分に出来る事をするだけです」

 うさちゃん、エライ!可愛い!

 この出来事は志和家の皆様とも共有しなくては‼



 作業開始から5時間後、返信用の封筒に全ての用紙を入れ終えた。全員満身創痍って感じだ。事実全員紙で手を切っている。痛し。あ、でもうさちゃんが治療してくれたんだ。アウラさんがいれば魔法でなんとかなったんでしょうが……。まぁ後の祭りですね。

 封筒には切手が貼ってあり、住所も書いてあるので、この封筒の束をポストに入れるか郵便局に持っていくかすれば任務完了。

「封筒を持っていくのは私がやりますよ」

 本当に執事のようなルチアーノさんは頼りになる。


 私はその日もうさちゃんを志和神社まで送り届けた。

 そして、今日あったうさちゃんの偉かった話を志和家の皆様にして差し上げた。

「うさちゃんはなんて偉いんだ。可愛いだけじゃなく、エライ!姉さんに教えてもらった?だからって出来るとは限らない。うさちゃんの努力だ」

 と、涙を流しながら話してくれた。うさちゃんはオロオロしてた。うさちゃんがなんか困ってるから、聖さんの義妹になるのかな?の人に「うさちゃんを抱きしめて安心させてあげてください。本人オロオロしているので」とアドバイスをしておいた。



 私が事務所に帰ると、事務所の冷蔵庫から肉がなくなっていた。明らかに犯人は大神さん。

「大神さん!給料でお肉あげてるでしょう?冷蔵庫からお肉がなくなってるじゃない!」

「私はしばらくお肉を食べられないの?」

「それ……俺じゃないぞ?」

 え?大神さんに要らぬ冤罪をかけてしまった?

「じゃあ、ルチアーノさん?」

「エルフは基本的にベジタリアンです。私は蕎麦が好きですけど」

 じゃあ誰?

「亜空間を使って移動可能な社員かと…」

 えーと、リヒトさん・ネロさん・アウラさん・ミシェルさんの4人?



天使・ミシェルさんも逃げ出す作業…。紙で手を切ると地味に痛いし。地味な痛さが嫌だ。派手に痛いわけではなく、地味な所がすごく嫌。

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― 新着の感想 ―
書類選考の書類の仕分け作業か〜。大きな会社だから、内緒の現場見たいになっちゃうよね笑笑。亜空間組は、飽きて早々と逃走。残りの社員も紙で手を切りながらも何とか終わらせたんだね!紙で切る傷って地味に痛いよ…
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