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続・ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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21/28

Ep.21


 毎年ですがやってきました。St.バレンタインの日。

 ツクヨミセキュリティの男性陣はそりゃあもうモテるから、トラックでチョコレートが運ばれてきます。

 が、大神さんとレオンさんの嗅覚で危ないモノは排除していきます。

 髪の毛が入っているとか、最悪体液が入った手作りチョコ……かなり気持ち悪い。

 ルチアーノさんの蕎麦好きも知られているので、良質な乾麺が届いたりもしますが、それにも自分の唾がついてたりするので、もう大神さんとレオンさん頼りです‼


 皆の想いは一つ『私達を救って‼』



 HPに顔を出したりしたせいでしょうか?私やうさちゃんにもチョコレートが来ます。友チョコでしょうか?レオンさん曰く「百合じゃないの?」と。なんて恐ろしいことを言うんでしょう?うさちゃんが怯えちゃっています。

 メンバーにまんべんなくファンがついているようで、ストーカーっぽいことをされるのは嫌なんですけど。あと、勝手な理想像を写真から作り出す人とか迷惑ですね。以前にアウラさんのファンにいたそうで話を聞きました。


 無事に大神さんとレオンさんの嗅覚と危険察知能力を超えた物だけが私達の手元にやってきます。それ以外は……。志和神社にお焚き上げしてもらおうかな?なんか呪いかかってたりしたら嫌だし。


 かいくぐった蕎麦をルチアーノさんに調理していただき、皆で食べる事になりました。

「ルチアーノ。なんでこんなにうまく出来るようになったんだ?」

「うーん、蕎麦が好きだからでしょうか?美味しいそばが食べたいなぁって追求したら、こうなっただけです」

 ネロさんのツッコミはそうですけど、「美味しいものが食べたい!」と上達するのはアリなんじゃないかなぁ?私も自分が作ったものを食べては一人反省会するし(心の中で)。


『私にはチョコレートも蕎麦もないの?』



 お姉様?霊魂で食べる事が出来るのですか?

「お姉様は世間的に死んだものだと認識されているので、チョコレートはないですよ。お姉様を弔う花は絶えませんけど」

『あれ、私にだったの?粗末な花過ぎて気付かなかった。もっとゴージャスじゃないとわからないわよ』

 死者を弔うお花でゴージャスなものはないと思いますけど…。そこはお姉様だからなぁ。

「で、蕎麦はないわけ?ルチアーノ!」

「社長が霊魂の状態で食事が可能だとは思いもよりませんでした。スイマセン!用意していません!」

『素直でよろしい。私も食べることが出来るかはわからないもの。まぁ五分五分ね』

「はい!社長が食べることが出来なかった場合は俺がそのそばを食べたいと思います!」

『大神君はまだ食欲旺盛なの?いい加減落ち着いたら?性格と胃袋』

 お姉様の登場でうさちゃんが怯え始めました。大丈夫だよ、取って食ったりしないから。



死者をゴージャスな花で弔う方はなかなかいないかと思います。

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