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続・ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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20/23

Ep.20


 今日も志和神社にうさちゃんを送っていった。

 神社では本当に豆を神棚で清めていたようで、志和家の全員で豆まきをするそうです。

 志和家のお嫁さんに『うさちゃんが豆まき楽しみにしていますよ』と言ったら、「あらあら、それは全力で撒かなきゃ~。」って言ってました。

 うさちゃんは元・魔物だけど大丈夫なのかな?神聖力使うし、大丈夫か……。


 

 うさちゃん情報を志和家に置いて私は事務所へと戻った。

 はぁ?大神さんの居住区でネロさんと二人、酒を飲んでる?…豆を肴に。

「二人とも!ベロベロですね。情けない!大神さんなんか見た目17才なんですから、この姿で外に出ないで下さいね。職務質問されますよ?」

「ヒナタちゃん、二人にはコレを」

 ルチアーノさんが差し出したお湯(濁ってたし、白湯かな?)を渡した。

「なんだ?このお湯?」

「そば湯ですよ」

「そばを茹でていたら、なんだかアルコール臭くて煩かったので」

「そばを茹でていた?」

 はっ、コレは……。

「俺にも食べさせてください!」

「俺も食べたいぞ。この間のが美味かったからなぁ」

 私も食べたかったけど、この酔っぱらいと同類なのはなんかヤダ。


「そう言うだろうと思って、4人前茹でてますよ。ヒナタちゃんもどうぞ」

 ルチアーノさんは気が利いて優しいなぁ。…それに比べて、この男共はどうしてくれようか!

「こんな騒ぎ起こして、給料から差し引きますからね!」

「「そんなぁ~」」

「もうすぐ茹で上がりますよ」

「「は~い」」

 現金な男どもめ。

「ヒナタちゃんも座って待っていてくださいね」


「まだ鹿肉が残っているので、今回はカレー南蛮そばにしました」

「なんだ?カレーは知ってるぞ?」

「そばにカレーをかける感じです」

「それは合うのか?」

「ご賞味あれ」

 ルチアーノさんが作る蕎麦はマジで美味しい。蕎麦屋なら開店と同時に客が入って、打ってたそばがなくなってその日は閉店。ってパターンだなぁ。などと思いながら美味しくいただきました。

「カレー蕎麦にするにあたって、カレーに和風の出汁を足したりしてるんですよ」

 どんな出汁かは秘密らしい。

 ルチアーノさんは本気だ。蕎麦屋出店の資金を出すって言ったら、そっちに流れそう。そして、ツクヨミセキュリティのメンバーが常連客に…。ある意味、危ない店だよなぁ。と思うのです。ツクヨミセキュリティっていろんなところから恨み買ってるよね。政治家さんとか?政治家さんなんか金にモノをいわせて暗殺者を雇うとかしそうだもん。店が危ない!

 こうやってたまにルチアーノさんに振舞ってもらうのがいいのかな?



ルチアーノさんは蕎麦に対しての情熱がスゴイ‼ たしかツクヨミセキュリティは警備会社では……?

……本職。

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