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続・ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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17/22

Ep.17


 村長はツクヨミセキュリティから派遣される大神さんを殺してしまえば2億とか払わなくてもいいし、横領の話もなくなると思ってるのかな?

「ツクヨミセキュリティから来ました、大神芯矢です。では、山の方へ行ってきます」

「はははっ、若いのに大変だね。山の獣は大変だと思うけど頑張ってね」

 と、内心はあんな若い小僧に何ができるんだと思ってるんでしょうね。


 大神さんの様子はアウラさん特製の水晶から立体映像で事務所で皆で鑑賞しました。

「ヒナタちゃん、ひどいよ~。社長と違ってこんなことしないと思ってたのに、やっぱ血は争えないのかなぁ?」

 聞こえてるんですけど?最初に立体映像でこちらの事務所でも観るって話をしたのにわすれてるんですか?

「あ、大神。てめぇ立ちしょんなんかしやがって立体であんなもん見せやがって」

 忘れてるんですね…。

「もういいかな?」

 大神さんが元の姿になりました。ハッキリ言ってデカすぎです。血抜きとか不要です。丸飲みです。このままじゃ村の害獣が隣村に逃げてしまいます!

「アウラさん。この村に結界を張って害獣が出られないようにして下さい」

 ある意味、今一番の害獣は大神さんです。通常の狼サイズかそれよりもちょっと大きいくらいにすればいいのに、鹿を丸飲みできるサイズに……。

 村役場の方でも「鹿が何かに怯えているのか森から役場の方まで出てきた」とちょっとした騒ぎになっています。

 大神さんが口を開けて走り回ると、鹿もそうだけど他の動物たちも大神さんの胃袋へと入って行きます。……生態系。

「アウラさん、こちらから大神さんに話しかけられるようにしてもらえるかな?」

 別途給料が発生しますね?わかっていますよ。

「大神さん、森の生態系が壊れてしまうので、害獣のみを食べて下さい!」

「難しいなぁ」

「今、大神さんの存在に怯えて鹿が森から出て来ています」

「見かけないと思ったら、原因俺?」

「なので、その姿のまま(やむを得ず)とりあえず村役場の方へ。村役場の方にも鹿が向かっています」

「全く、面倒だなぁ」

 とりあえず大神さんを村役場の方へ誘導しました。大神さんをハンターが狙うでしょうね。アウラさんの結界に守られてるし、フェンリルの毛皮はそんなものが通用するほどやわなものではないでしょう。

「あ、いたいた。鹿みーっけ♪」

 ご機嫌に鹿を食べようとする大神さんですが、ハンターさんに狙われたりと面倒です。

「次に行く場所は隣の村の入り口。森の正反対のところだけど、大神さんの足ならすぐでしょう?」

 予想外の大きさだし。

「ちょっとお腹いっぱいになってきたんだよね」

「そしたら血抜きして持って帰ってくるといいわよ?」

「そうだー!そうしよう‼」

 ご機嫌大神さんは森の正反対のところへ行き、鹿を仕留め、その場でしっかりと血抜きをし、肉を持って帰ることにした。

「この後、村長に「自分が害獣を掃除しましたー」って報告をして、それから戻ってきなさいな」



「いやぁ、君も危なかったんじゃないかい?まさかあんな大きな狼が現れるなんて思わなかったよ」

「アレ、俺ですよ?俺が害獣掃除をしたんです」

「嘘だろ?だって、君はヒト……」

「今はですよ?本来の大きさだと太平洋くらいですか?俺は一応フェンリルです」

「あー、昔北欧の国を一飲みにしたって?」

「昔の事なんで忘れちゃいましたよ。でも、そのフェンリルです。では、社への振り込みを待ってますね。アウラさん、聞こえます?戻りま~す」

「鹿の肉と帰ってきますよ?」

 鹿の肉、冷蔵庫に入るかな?私と大神さんとルチアーノさんの冷凍庫で足りるかな?



大神君のお腹がいっぱいで何より。今は冷蔵庫が心配です。

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