Ep.13
「ヒナタちゃん。俺、戦闘中に耳栓してたら他の人の指示とか聞こえないよ?」
「宗堂さんの神聖力がまだ実践で試したことないから、どうなるものかわかんないのよ」
「それじゃあ、今度の戦闘から俺は抜ける。リヒトも危ないんじゃ?」
うーん、そうするとツクヨミセキュリティの戦力がダウンなのよね。
「ネロさんとリヒトさんにはいてほしいのよ。二人とも戦力だもの二人が抜けるとなると痛手だわ」
つまり、宗堂さんが最低でも前方に放つことが出来ればいいんだけど。練習と実践は違うからなぁ。
「実践の時の宗堂さんの声の大きさもわからないし。めちゃ大きい声で聖書読み始めたらネロさんとリヒトさん、大ピンチでしょ?かといって二人が抜けるのはツクヨミセキュリティ側の大打撃なのよ」
「やっぱり私が実践に参加しない方が……」
そう来たか。
「それじゃあ、何のためにHPで募集したの?って話になるのよ。それにいつかは宗堂さんだって実践デビューしなきゃいけないわけだし」
私が実践デビューした時かぁ。お姉様がいたからなぁ。どうにか絶対フォローしてくれると思ってたもんな。
『これはあれね。宗堂さんを魔界に置いてけぼりにしてみたら?』
お姉様、それは鬼畜です!お姉様から、『こっそり残って仕留めそこねとか潰してあげなさいよ~』と言われた。うーん、それもありか?
「ネロさん、魔界にヒトが一人でいたらどうなるの?」
「うーん。まぁ、多分そいつを喰らおうと魔族の連中が群がってくるだろうな。前社長の提案は結構きつい話だと思うが、実践という分にはまあ役に立つなぁ」
「私は魔界に行きます!魔族の息の根を止める勢いで実践デビューをしたいと思います!」
「おい、魔族の息の根は止めるなよな。アレでもまだ俺を慕ってるやつはいるんだからな」
「了解しました。センパイ!」
「センパイはやめろ!こそばゆい」
「では、なんと?」
「ネロでいい」
「ネロさんですね?了解しました。では魔界へ案内してください。危ないのでネロさんはココに避難してくださいね!」
自分の危なさを認識してるのかぁ。ネロさんに連れて行ってもらおう。また、服を引っ張られた。「自分も行く」とうさちゃんのおねだり。可愛い。ネロさんに私とうさちゃんを連れて行ってもらった。
おぉう、もう戦闘が始まってる。魔族もなかなかヒトが来た。って嗅覚が優れてるなぁ。って私の側にも来てるけど、私のところにはアウラさんに予め結界を張ってもらってるから全く魔族でも手が出せない。
うさちゃんは怯えて魔族の様子を見てるけど、大丈夫だよ?もったいないからお札とか使わなくて大丈夫だからね。
ふむふむ。宗堂さんなかなか神聖力を上手く使えてますね。声もそんなに大きくないと思う。これならツクヨミセキュリティの他のメンバーと戦闘できるかな?
父さん、神父だったけど思いっきりネロさんと同じ戦場で戦ってましたからね。
宗堂さんもなかなか頑張りますね~。前社長は鬼畜だと思ったけど。




