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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

季節の駄作シリーズ

Sランクパーティを追放されたエンターテイナーは今、女装している〜百合の間に挟まれるのは勘弁だと思ってたら全員男だった…え?戻ってきて欲しい?しっかり改心して完璧に女装してきな!こっちに入れてやるよ〜

作者: 岬 アイラ

夏の駄作シリーズ第三弾!!!

追放されてから出会うチョロインに飽きた?読んでみろよ。飛ぶぞ。意味わかんなすぎて。

「お願いです!戻ってきてください!」


…なるほどね?そういう感じね?



時は遡り、一ヶ月ほど前―――


「ラキト。お前、パーティ出てけよ」


「な、なぁーにぃー?!やっちまったn」


「冗談抜きでそういうのキショいから出てけよ!Sランクの俺らに能力のないエンターテイナーなんて必要ねぇんだよ!」


とっても嫌そうな顔でツッコまれたので流石に諦めた。


「あ、ハイ。退職金お願いしまs」


「そんなもんはねえ!」


…普通はなんかあるだろ!解雇だぞ解雇!タダで解雇されてたまるかよ!


「こんなゴミクソバチボコハイパーミラクルマジカルガチマジ超超ブラックパーティ、こっちから願い下げだわーーーー!!!!!」


なんだよ!俺が盛り上げないと協調性ゼロのこのパーティなんてやっていける訳ないのにさ!イキリリーダーにコミュ障ヒーラーに無口盗賊にプライド激高魔法使いに学歴マウント薬師に女癖酷い猛獣使いにサイコキャラ弓使いにその他もろもろ!そこに『エンターテイナー』の俺がいたからギリギリなんとか成り立ってたんだろ?!


結局タダで抜けてきてしまったが、これで分からせることはできるだろう。

そう思ったときだった。


「ねえ君、私達のパーティに入らないかな?」


とてつもない美少女二人組に出会ってしまった。頼まれたなら仕方ない。ここに入ろうかな…


ってなるわけないだろ?!一人ずつ出会うならまだしも、最初からできてる百合に挟まろうとする愚かな男なんて今どきいないわ!


「けっこうです」


断ったつもりだった。


「良いんだね?!じゃあ行こう!」


え、嘘。


あれよあれよという間に彼女たちの泊まっている宿屋に連れ込まれてしまった。


「名前、なんていうの?」


背の高い黒髪美少女…多分恐らくきっと攻めがそう聞いてきたので、ラキトだと答えた。

って、こんなことしてる場合じゃない!


「あ、あの、俺、そろそろおいとま…」


「ねぇ、一緒にお風呂はいろ?」


ふわふわピンク髪の背の低い美少女…多分恐らくきっと受けに言われ、俺はいるわけでもない姫女子男子からの殺意を感じてしまった。


「無理です!!!!!殺される!!!!!」


ーーーーーーーーーーーーー


で。


「…ついてる」


何がとは言わないが、下半身に、ついてる。


「あぁ?俺はこっちのナリに付き合ってるだけだっつーの」


元黒髪美少女で現黒髪美少年のチリが苛ついたように言う。


「ふえぇ…チリがこわいよぉ…」


元ピンク髪美少女で現ピンク髪男の娘ナリはぴえん顔だが、こちらにも無論ついている。


…なんですか?例え二人が男でもね、薔薇だったり合法百合だったりするんですよ?二人とも性自認が男だったとしても、体が男だったとしても、薔薇百合民共に見境は無いんですよ?


間違えないで頂きたいのは、あくまでも男装女子+男の娘というところだ。どちらかの属性一方だけではない。


ーーーーーーーーーーーーー


「はい、きれいになったところでラキトにも可愛くなってもらいまーす。あとお前これからはラピって名乗れよ」


「何がいいかな!中華ロリかなぁ?魔法少女系でもいいけど…」


好き勝手言い始める二人に俺は脳死で頷いていく。で、その結果がこちら。


なんということでしょう!あんなにThe・普通ボーイだったのに、いつの間にやらセーラー服の美少女が!カラコンとヘアアイロンと化粧で顔もけっこう変わったし!ホントに俺か?!まぁ全員男で俺も同じ系統になっちゃったなら諦めるほかない。ナイフと初級魔法くらいなら使えるし、頑張ろうじゃないか。


「じゃ、よろです!」


ーーーーーーーーーーーーー


で、現在に戻ってきて。


「お前はコミュ障ヒーラーのカロン!てかなんで気付いたんだよ!女装してるのに…」


「お願いです…あの人たち、あれから連携が全然で、鬱憤が溜まってきてて…わたし、そろそろそのサンドバッグにされそうなんです…女装してても声は変えられないし、喋り方も似てたので多分ラキトさんだと…」


「てかお前コミュ障なのになんでそんなに喋れるんだよ!」


「喋んないと助けてくれないでしょ?」


怒ったような、でも泣きそうな顔でこちらへ訴えるカロン。


「…わかったよ。じゃあ、お前もこのパーティに来い」


「…?」


「そしたら万事解決だ!」


「わ、わかりました…でも、あの…わたし、男なんですけど…」


「お前もかァァァァァァァァァァァア!」


ちなみにカロンはもとが男の娘でさらにバリバリに女装してるタイプだった。


これは、追放されたエンターテイナーが、エンターテイナーではなく女装男子として、男の娘だったり女装男子だったりする仲間となんとなく冒険していくだけの話である。

はい。いかがでしたか?男の娘、良いですね…

彼(女…?)らの冒険は続く!(続かない)

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