本編1
食料やら水やら諸々準備し教会から出発し、早2日今は森の中でキャンプし、明日に備えている。焚き火をしながら晩御飯と言っても肉の燻製とかそういうものを二人で食べているだけだけど。
「レンジュ…夢の国ってどんな所?」
「君の住んでた村と違って色々あるんだけど、実物みて説明した方がいいしなんとも言えないなぁ」
「どんな場所にその夢の国ってあるの?」
「このまま森を抜けたら平原があってそこを半日進んだら付くよ」
「へぇ…他に特徴は?」
「平原は夢の国の領土だけど住んでるのは一般市民だけ、上流階級の人は平原を進んだ先にある城壁の中で暮らしてる感じかな」
「一般市民と上流階級を分けてるの?」
「全員を城壁内に入れると国の人数増やすのに管理がいるし、戦争が始まれば城壁外に住んでる人から死んでいくから時間も稼げるしね多分そういう理由で分けてるんじゃないかな」
惨い国だな、そう思って焚き火に目をやった。心の内が顔に出ていたのだろうかレンジュが
「まぁ戦争なんて滅多に起きないし大丈夫だよ。今日はもう寝ようか、私が見張りをしておくから君は寝ててね」
「ありがとう……おやすみなさい」
そう言ってテントに戻り寝袋で寝た。
朝起きてからはまた夢の国へ向かって進む、昼頃になって森を抜けて平原が見えてきた。
「ここまで来たらもう少しで着くよ」
レンジュがそう言いながら歩く、3日歩いて思ったことだがこの人体力が異常だ……常に一定の速度で息も乱さず歩き続ける、休憩する時はこっちが疲労しているのを察して休憩をとる。オレがいないと多分朝から夜まで歩き続けられるのでは無いか?
「うん…」
返事する体力もない……あと一歩あと一歩と歩き続けようやく見えてきた。レンジュが言った通り一般市民が住む建物は城壁外にあるのが見えた
「レン君もう少し頑張ろう!目的は城壁内だからね」
「はい……」
城壁外は国というか村に近かった自分達の暮らしより少し良い程度、俺達余所者に気付いては居るものの自分達の仕事が忙しいのか分からないが声をかけてくる者はおらずすんなりと城壁入口まで来れた。
入口に門兵2人が立っており近くには小屋みたいなのが建っている。
「そこの2人城内には許可が無いと入ることは出来ない」
「すいません、私こういう者でして」
レンジュが何か門兵に何かを見せている……大きさはカードぐらいの小さな物だ。
「レンジュさんでしたか……お久しぶりですどうされたんですか?貴方の任務地はここじゃありませんよね?」
「この子を教会に紹介したくて今日ここに来たんです……」
「そうですか……今この子の身分証を作るので少しお待ち頂いてもいいですか?」
「お願いします」
門兵が1人小屋みたいなに行き俺の身分証を作っている。
「ねぇ…レンジュ……あの小屋で身分証作ったら入れるの?」
「詰め所で君の身分証と私が帰ってきたよっていう連絡をしてるんだよ。教会員が勝手に帰る事は許されないからね」
「国に入れたらさ、この国の事とレンジュが入ってる教会について教えて貰ってもいい?」
「いいよ、知ってることはなんでも」
「ありがとう」
待つこと10分位だろうか…詰め所前で待っていると
「身分証作成と教会にも確認が取れました。お二人共中に入っても大丈夫です。」
そういってさっきの門兵がカード持ってこっちに来た。
「このカードを無くさないように…無くすと誰か分からなくて逮捕することになってしまうから」
「ありがとうございます」
門兵に礼を言って入口を開けてもらい二人で入る。
この国が村を襲ってきた原因なんだどんな国なのか
自分の眼で見れる