夢から覚めると…
「…………ねえ、ねえってば!」
目を覚ますとそこには美少女の顔があった。
「本当に心配したんだから……」
頬をぷくっと膨らませて彼女は言った。
……なんてことはなく、何もなかった。
……何も?
そう、何も、なかったのである。
そ、そんなはずは……。さっきまで本棚があってタンスがあってここらへんにこう机が置いてあってここらへんにベッドがあってあそこらへんに窓がある俺の部屋にいたというのに……。
なんて言っていても仕方がなく、現実を見ると綺麗さっぱり何もない。目の前に広がっていたのは真っ白な世界。壁があるのか、天井があるのかすら分からない。いや、たぶんおそらく、あったとしても限りなく遠くにあるのだろう。
果たして俺はここから出られるのだろうか……。
……、なんてこともなかった。
ピキッ。
いや加減にしろや!! じゃあ何があるんだよ!!
あ、どうしよ、そろそろ読者が怒りだしてしまう……。
必殺☆先送りの術☆
詳しくはCMの後で!
~♪
とりとめのない話でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございます!
一瞬の暇潰しになりましたでしょうか?
え? 一瞬すぎて何も始まってなかったよ、って? そんなことはないはず。ほら、このページを開いてから10秒経過しましたよね? 何かが始まった証拠です。
意味分からねえよ? 分からなくて当然です。だって意味などないのですから。
P.S.美少女に引かれた方はすいません。
ーーー
物足りない! という方は過去作もどうぞー。
「深夜の不審者」
「冬のとある日」