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生き地獄?

「いや〜、やっぱりお風呂は気持ちいいもんだ」

 俺はお風呂に入りながらまったりと呟く。

 あの喫茶店にまた行きたいな。

 なんだかんだマスター優しいし、コーヒー美味しかったしでいい店だよな。

「純平くん、お湯加減どうかな?」

 葵が脱衣場から聞いてくる。

「いい湯加減だよ」

「ほんとに?じゃあ私もそっちに行くね」

「へ〜い」

 えっ!?

 今、そっちに行くって言わなかった?

 ぼーっとしてた頭が覚醒した時には、風呂の扉が開いていた。

「気持ちいい?」

 そして、入ってきた葵を見て更に目が覚醒した。

 ついでに俺のも(自主規制)

「あ、葵!どうしたんだ?」

「待っててって言ったでしょ?お待たせいたしました葵がお背中流しに来ましたよ♡」

 おばあちゃん、俺生きてて良かったよ。まだおばあちゃん生きてるけど。

「ほらほら純平くん早く体を差し出して、お姉さんがゴシゴシしてあげるよ」

 な、なんてこった。今出てしまうと、すくすくと育った息子が(自主規制)

 そんな事お構い無しに、葵は俺を浴槽から出してきた。

「かゆいところありませんか?」

「えー、右の方が少しって理髪店か!」

「さすが純平くんナイスツッコミ」

 てかこれめちゃくちゃ恥ずかしい。

 後ろにはタオルを巻いたほとんど裸に近い葵が居るんだぞ、いろんな意味で昇天しそう。

「な、なあ葵、これめちゃくちゃ恥ずかしくない?」

「恥ずかしいよ、でも純平くんになら全て見て欲しいかな」

 そんな事言ってくる葵はやっぱりかわいい。

 ゴシゴシと頑張って背中を洗ってくれる。

「ねえ純平くん」

「どうした?」

「恥ずかしいね♡」

 今更かよ!俺も恥ずかしいよ。

 そしてその後、お風呂でのぼせた事を言うまでもない。


「けっこう恥ずかしいね」

「そりゃそうだよ。俺も恥ずかしくて溶けそうだった」

 二人で部屋でくつろぎながら、先ほど一緒にお風呂に入った事実を見つめ直していた。

「今日の葵大胆じゃない?」

「純平くんには全てを見て欲しいから、ちょっと大胆になったんだよ」

「俺、恥ずかしすぎてお嫁に行けない」

「大丈夫だよ純平くん、私が貰ってあげるから」

 さらっとまた大胆な事を言ってくれた。

 でも、そう言われて嬉しくないわけがない。

「じゃあ、俺も葵を貰おうかな」

「きゃー、純平くんに襲われるー(棒)」

 なんて棒読みなんだ、でもそんなところもかわいい。

「棒読みかよ!」

「純平くんはそんな事しないってわかってるからだよ」

「しないけどさ、もうちょっとリアクションをだな」

 信用してくれるのは嬉しいけど、あの大胆さは男が暴走しそうだからやめてほしいよ。

「純平くん、愛してる」

「俺も愛してるよ」

 何かで聞いたことあるけど、好きと愛してるの違いはものすごく大きいらしい。

 二人とも愛してると言ったってことは、二人とも好きでは表せないほどにお互いを思いが大きいってことかな。

「とりあえず今日は寝ないか?」

「そうだね、寝不足は美容に悪いし」

 部屋を真っ暗にして二人でベッドで寝ることにした。


「寝れない」

 寝ようとしてからどれぐらいの時間が過ぎたのかはわからないが、いまだに眠れない。

「ほんとに今日の葵は大胆じゃない?」

 しかし返事は返ってこない。

 当然である。葵はあの後すぐに寝てしまったからだ。

 悲しいことに俺に抱きつきながら寝てしまった。

 本当ならみんな嬉しいと思うだろう。

 しかし、あくまでも健全な小説なので襲えない。

 メタ発言は自重しないとな。

 抱きつくのはいいとして、抱きつかれた時に葵のそこそこのサイズをした二つのプリンが俺の背中に。

 葵が姿勢を変えようとしたのか、次は俺の腕がプリンの間に挟まれた。

「なんてこった、これは生き地獄ですよ葵さん」

 しかし、葵は起きない。

 こうなったらと、仕返しにかわいい葵の寝顔をひたすら眺めてやる。

 無防備な葵の寝顔を見ていると、いろいろ思いが浮かんでくる。

「葵、俺を愛してくれてありがとう。将来の事はまだわからないけど、俺が葵を幸せにすることは絶対に約束する。だから、いつまでもその笑顔で俺のそばにいて欲しいな」

 そう言って頭をなでると、葵は少しくすぐったそうな顔をして笑った。

「おっ、葵起きたのか?」

 起こしてしまったと思ったが、相変わらず眠っているようだった。

 寝てくれている方がありがたい。あんな恥ずかしい言葉を聞かれると溶けてしまいそう。

「おやすみ葵」

 もう一度頭をなでて寝ることにした。

 次の日に寝不足になったのは言うまでもない。


「葵、俺を愛してくれてありがとう」

 私、実は起きているんだけど、ここで目を開けると幸せが逃げそうな気がして目を開けれない。

 お礼を言いたいのは私の方なのに、いつも純平くんは優しい。

 全てではないけど、過去の事を思い出しても私が好きだと言ってくれた。

 私を幸せにすると言ってくれた。

 だから、私も純平くんに幸せになって欲しい。

 もう、私には純平くんしか居ないのだから。

 頭を撫でられるのは好きだ、昔お姉ちゃんによく撫でてもらったから。

 純平くん、私もあなたを絶対に幸せにするからね。

 そう心に誓い、純平くんの腕を胸に抱いて眠りについた。

皆さま本当に大変お待たせいたしました。まっさんです。

モブ俺最新話です。

ゴールデンウィーク、皆様はどのようにすごしましたか?

私はイベントに行ったり、美少女ゲームの予約に行ったりで大変充実しておりました。

しかし、毎年の事ながら事故などで亡くなる人が居るのは悲しいですね。

せっかくの大型連休ですので、楽しい気持ちはわかりますが、安全第一で皆様が満喫できますように。

そして内容を少し、今回ですがお風呂に入ってくる彼女って襲ってくださいって言っているようなものでは?

でも襲ってしまったらこの小説が健全から飛び出してしまう。

健全とはどこまでを言うのかと悩みながら書かせていただきました。

小説を書くのはほんとに楽しいですね。

みなさまも楽しんでいただけると嬉しいです。

それでは、今回も楽しんでいって下さい。

ご意見、ご感想、評価等もお待ちしております。

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