寝起きドッキリ?
葵とが先生として、俺に勉強を教えてくれる。
期末試験前の、勉強会で葵の部屋にお邪魔しているが、女の子の部屋だけあって全く集中出来ない。
「純平くん、そろそろ休憩しようか」
葵の一言でやっと、休憩が出来る。
「ファー、疲れたー」
大きく背伸びをして、葵の部屋に寝転がった。
「純平くんて、ポイントさえ抑えれば点数取れそうなのに」
休憩してても、緊張からか休めない。
そして、俺のすぐ隣には葵がいる。
ギューッ!
寝転がっていると、葵が抱きついてきた。
「あ、葵?いきなりどうした?」
「だって、二人きりなんだよ?」
ヤバイ、頑張れ俺の理性。
こんな時は素数を数えるといいと聞いたことがある。
「素数が一匹、素数が二匹」
「純平くん、いきなり、素数を数えてどうしたの?疲れてるんだね。私が癒してあげる。ほら、なでなで」
抱きつかれた状態で、葵が頭をなでなでしてきた。
「そ、素数が...もう無理」
ガバッ!
俺は葵の胸に抱きついた。
「もう、いきなり苦しいよ純平くん。」
はぁ〜、いい匂いだな。もう、どうにでもなれ。
葵の胸に顔を埋めながら、とりあえず聞いておいた。
「どれぐらい休憩する?」
「後、五分ぐらいかな」
後五分は、この天国が続くのか。幸せだな。
「なあ葵」
「何?」
「次の休憩の時も、こうしていいかな?」
「もう、甘えんぼだね。もちろんいいよ」
これで、次の休憩までのやる気がばっちりになった。
「ふぅ〜、今日はよく頑張ったわ」
「お疲れ様、よく頑張ったね」
俺が勉強を頑張って、日付はとっくに変わっていた。
普段やらない事をやったからなのか、凄く眠たくなってきた。
「純平くん眠たそうだね、お布団の用意をするからちょっと待ってね」
「おっ、それはありがたいな」
葵が布団の用意をしてくれる。
葵はいいお嫁さんになるんだろうな。
「純平くん、準備が出来たよ」
布団が一つしか用意されていない。
「あれ?葵はどこで寝るんだ?」
聞くと、葵はキョトンとしていた。
「えっ、ここでだけど」
「でも、男子と女子だべ!」
「だべ?よく分からないけど、純平くんとなら一緒に寝ても大丈夫だよ」
ちょっと待てよ、これは完全に18禁だろ。
あくまで、健全なお付き合いなのに、いきなりこれはやばいだろ。
「ほら、純平くんも早く寝る準備をしようよ。私、疲れて眠たいよ」
もう、どうにでもなれってんだ。
「よっしゃー、それじゃ寝ますか」
二人揃って同じ布団で眠る事になった。
「おはようございます。純平です。現在、朝の五時ですが、全く眠れませんでした。」
緊張して眠れなかったためか、変なテンションになってきた。
恐らく今なら、ペットボトルが倒れるだけで爆笑出来ると思う。
「それでは、俺の天使である葵の寝顔を見てみましょう」
葵の寝顔を見てみたが。
「まさしく、地上に舞い降りたエンジェルですね」
完全に壊れてきた。
ほっぺたをつついたら起きるかな?
プニプニ
「全く起きそうにないな」
もうちょっとやってみようかな?
プニプニプニプニ
うっ!?
葵が指を咥えてきた。
「あ、葵さん?」
「ふぅ〜んzzz…」
寝てるのか、一瞬起きてるのかと思った。
でも、この状態はマズイな。葵が可愛すぎて爆発しそう。
ちょっと強引に指を引き抜くと、葵は少し寂しそうに見えた。
それにしても、見れば見るほど可愛いな。
たまらず頬にキスしてしまった。
そしてそのまま俺は、再び夢の中に戻った。
夢の中に戻ってからどれぐらいの時間が経ったのか分からない、体が休みを必要ないと判断して起きた。
目を覚ますと、目の前、本当にすぐ前に葵が一緒に寝転がっていた。
さっきと違うのは、葵も起きているということだ。
「おはよー、純平くん」
「おう、おはよう」
二人で朝の挨拶をした。
こんな何気ない事でも、俺は幸せを感じる。
「純平くんの寝顔かわいいね」
「はぁ?恥ずかしいから見るなよ」
まあ、俺もかわいい葵の寝顔を見てたんだけど、 これは俺だけの秘密で。
「チュッ」
「あ、葵?」
「おはようのキスだよ」
俺は恥ずかしくて、顔が赤くなっていたと思う。
にしても、柔らかく、いい匂いがしたな。癖になりそうだ。
「葵、顔を上げて」
「な、なに?」
「チュッ」
今度は俺の方からキスしてやった。
唇と唇のキスだ。
すると、葵が恥ずかしいのか、少し俯いた。
「はぁ〜、幸せだー!」
「純平くんいきなりどうしたの?」
「葵と付き合って、勉強して、キスして幸せを噛み締めてたんだ」
「私も、純平くんの彼女になれて幸せだよ」
皆さん、今日も俺の天使は最高に可愛いです。
「じゃあ、今日も勉強頑張るか。葵のおかげでやる気が出てきた」
「私のおかげじゃないよ、純平くんがやる気あるから教えられるだけだよ。それに、才能あるし、かっこいいし」
「勉強にかっこいいは関係無くないか?」
「いいの、本当の事なんだから。世界一かっこいいよ」
「葵だって、教えるの上手だし、世界一可愛いから」
「私たち、世界一の二人なんだね」
「俺達は世界一だぜ」
こんなやり取りを出来ることが幸せだ。
テストに向けて、今日も一日勉強頑張りますか。
皆さま、お元気でしょうか?まっさんです。
前回の投稿から時間がかかってしまい、非常に申し訳ないです。
最近、投稿ペースが落ちてやばいなと、凄い危機感が...
かと言って、手抜きして投稿ペースをあげるわけにもいかず、ペースが早く、素晴らしい作品を書いている周りの人達が羨ましい本日3月3日であります。
今日はひな祭りですね。
私の家には母親以外の女の子は居ないので、ひな祭りはあまりイベント感がありません。
たまには、ひな祭りを全力で祝ってみるのもありかも知れませんね。
そして、今回の内容ですが、もうですね、葵が可愛すぎて萌えまくりです。
こんな彼女ほしい!!
葵の人物像は、僕の考えた最強の彼女ですので、萌えるのは当たり前か。
ちなみに何度も言ってると思いますが、僕自身こんな体験をした事が全くありません。
誰かこんな体験した人いるのかな?
体験した人が居るなら一報ください。
そして、ぜひ爆発してください(半泣き)
それでは、今回もお楽しみください。