鐚戦(ビタセン) ep4. 鋲 を抜粋
依頼者:反 魔導炉 団体 ナチュラル
“現在、沿岸部で建設を強行中の魔導炉だが、建屋の建設 現場に '自称' 反 魔導炉 派がテロ攻撃を繰り返している。
これまでも、週末になると どこからか集団で連れて来られては、'反対 運動' と称して迷惑 行為を繰り返す '自称 地元 有志' や、その迷惑 行為を待ち構えて 'フォーカス' するマスコミに悩まされてきた。
全ては、魔導炉 推進派による自作 自演──我々 本物の反対 活動家の評判を落とすための策謀だが、今回は極め付きだ。
知っての通り、魔導炉は人体や環境に悪影響を与える『呪波 汚染』を引き起こす。
元は公爵領で開発されたものだが、度重なる呪波 汚染や反対 運動の広がりで 自領内に売り先がなくなり困った企業が、公爵家にロビー活動。
当代 公爵が '日頃の軍事 協力への見返りに──' と こちらに圧力をかけ、我らが男爵領への押し売りを後押し した経緯がある。
そして その際、こちらでは まだ悪い情報が広まってないのを良いことに、一儲けを企んだ一部 企業が、その押し売りに応じ、多数を建設中、と言うのが実情だ。
残念ながら、大多数の住民は迷惑料に目が くらんで推進派に与しており、我々の支持者である反対派 住民に対し、圧力や暴力、嫌がらせなどで翻意を迫っている。
何者か による見せしめと思われる性被害も確認されているが、警察は無実の者に濡れ衣を着せて勾留するなど、最早、魔導炉 絡みでは治安は無きに等しい。
ゆえに、心ある市民は その大半が他の地域への移住を余儀なくされており、我々の運動は まさに風前の灯と言ったところだ。
本来ならマスコミの協力を仰ぐところだが、彼らの大半は既に餌付けされており、当て には ならない。
しかし、だからと言って このまま黙ってテロリストの汚名を着ることを良しとはしない。
魔導炉 推進派による自作 自演のテロを、なんと してでも阻止してくれ。”
前金 0圓
後金 5,000圓
作戦 発動 時刻まで06:35:00
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「そこだ!」
'ドコン!'
とっときの一発で、最後の敵を行動 不能にする。
『……やれやれ だったな』
『ああ……。 あと一発でも支柱に喰らったら、建屋が崩壊──』
「──!」
'──バシュゥウ!!!'
どこからか放たれた光の柱が、建屋の支柱を直撃。
ドォオオオ!
『ヤバい!?』
「離れろ!」
『チィイ!!!』
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『ありゃあ、男爵軍が最近 伯爵領から仕入れたってぇウワサのレーザー兵器だぜぇ?』
「本命 控えさせとくたぁ、念入りなこって……」
『利権が絡むとコワイねぇ』
元は、苦し紛れの数合わせだったのが、敵対者の自作自演に悪用されるようになったのかなぁ?
バスとかバンで連れてこられて、メシとかドリンクおごられて、お花見 気分で地元 有志ゴッコの挙げ句、狼藉 三昧……。
真の地元民に迷惑かけまくり。
(客でもないのに集団で押し掛け、『トイレ使わせろ!→汚しまくり』。)
反対活動家を貶めるためのニセ反対運動。
よく、そんなカネがありますね、って?
ぶっちゃけ、必要な予算を誤魔化して、みんなでポッケに入れてる余りです。
ホントなら、事故やらテロやら災害やらあった時の備え、あるいは防ぐために、莫大な予算が必要で維持にも取り壊しにもスゴい予算と環境負荷がかかるのを
安い!早い!ウマイ!
と誤魔化してます。
(ちっとも安上がりじゃない……)




