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言の葉の家へようこそ ~言語オタクが異世界を満喫する話~  作者: 菖蒲月
第一章 【幼少期編】

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10.お友達第一号ゲット♪

主人公の自国語は「」、は外国語は<>で表記しています。

 やってきましたお子様ランチコーナー♪♪


あ、お料理に一番近いテーブルにお兄様達がいるわ。


なんか・・・凄い勢いでおかわりしまくっている・・・。


どこにあんなに入るのかいつも不思議なのよね。



そして、お兄様達の隣のテーブルでも同じくらい勢いよく食べてる10歳くらいの男の子が一人。


金髪にルビーのような赤い瞳のイケメン君。


もしかしたらカルロのお兄様かな?


「ギルにいさま、ヴォルフにいさま!おきゃくさまがゆうせんですよ。」


カルロと手を繋いでお兄様達のテーブルに近づくと、


「おー、マリーナ!試食の時よりもっと美味くなってるぞ。」


「おや、マリーナ遅かったですね。・・・マリーナと手を繋いでいるきみはどなたかな?」


 うん、ヴォルフ兄様はお料理に夢中ね・・・分かってた。


ギル兄様は圧を感じる笑顔をカルロに向けている・・・カルロがぷるぷるしてるからやめてあげて!


「こんかいごしょうたいした、ムリーノおうこくからのおきゃくさまで、フェレーリこうしゃくけのカルロ・ド・フェレーリさまよ。おひとりでおとうさまのあいさつが、おわるのをまっていたから、しようにんからごかぞくにつたえてもらって、おしょくじにさそったのよ。」


<カルロ、わたしのおにいさまたちよ。こちらがうえのあにでギルベルト、10さい。あちらがしたのあにでヴォルフラム、7さい。>


<お初にお目にかかります。ムリーノ王国で商会を営んでいるフェレーリ侯爵家の次男でカルロ・ド・フェレーリです。>


 私とカルロがムリーノ王国語で話していることにお兄様達が一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにギフトのことを思い出したのか納得顔になった。


そして、すでにムリーノ王国語を習得しているギル兄様が


<ご丁寧にありがとうございます。バイエルン伯爵家の嫡男でギルベルト・フォン・バイエルンと申します。カルロ様はお一人だったとの事ですが、配慮が足りずに申し訳ありませんでした。>


とお詫びをお伝えする。


ヴォルフ兄様も挨拶や簡単な言葉は分かるので


<俺はヴォルフラム・フォン・バイエルンだ。よろしく!>


 と、かなり気休い感じの挨拶をした。


<こちらこそ、よろしくお願いします!それに謝ることはありません。近くに居た使用人もずっと気に掛けて下さっていたのです。恥ずかしながら私がメーア王国語を話せなかったので、意思の疎通が取れずに困らせてしまって・・・申し訳ない。最初は一緒に居た母と兄も、美味しそうな料理やスイーツに惹かれて離れてしまいましたので、どうにも出来ずに困っていた所にマリーナ嬢が声を掛けて助けて下さったのです!>


<そうでしたか。マリーナがお役に立てたなら良かったです。今日のパーティーはお客様が楽しめるようにと、我が家の天使マリーナが考えた料理やスイーツがたくさんありますので、是非楽しんで下さい。>


<はい、ありがとうございます!(・・・・・・そうか、マリーナは天使だったんだ)>


 うん・・・途中まではちゃんと伯爵家の嫡男らしい対応だったのに、シスコンが駄々漏れてしまっている。


 カルロがシスコン発言にドン引きしてなくて良かったけど、妙にキラキラした目でこちらを見ているなぁ~と思っていると、隣のテーブルから遠慮がちな声が掛かった。


<あー、突然話に割り込んで大変申し訳ない。カルロの兄のパオロ・ド・フェレーリと申します。弟のカルロがお世話になったようで、ありがとうございます。美味しそうな料理に釣られて弟の側を離れてしまった私の失態です。自分だけ料理に夢中になってしまい兄として大変恥ずかしい///。カルロ、側を離れてしまってごめん。母上がいるから大丈夫だろうと安易に離れてしまったが、多分母上も同じように私がいるからと思ったのだろう。ちゃんと確認してから離れるべきだった。一人で不安だっただろう。>


<兄上・・・>


<マリーナ嬢、カルロを助けて下さり感謝致します。>


 やっぱり隣のテーブルの男の子は、カルロのお兄様だったのね。


ご家族に会えて気持ちが緩んだのか、カルロがお兄様の言葉に涙ぐんでいる。


どんなにしっかりしていても5歳だもの、きっと泣きたいのを我慢していたのね。


でもなるほどねぇ・・・お母様もお兄様もお互いに相手がカルロの側に居ると思って、少しだけのつもりで離れたものの、料理とスイーツに夢中になってしまったという事ね。


ん?それって間接的に料理とスイーツを監修した私のせいでもあるかも?


まぁ、お互いに謝ってばかりでもキリが無いし、これから楽しんで貰えばいっか♪


<パオロさま、おりょうりをたのしんでいただけてうれしいです。カルロさまはとってもりっぱに、おとうさまをまっておられましたので、あとでごかぞくでたくさんほめてあげてくださいね。>


<もちろんです!マリーナ嬢が気付いて下さって本当に助かりました。父や母とも相談しますが、ちゃんとお礼をさせてください。>


 んー、パーティーの主催者側としては必要なフォローだったとは思うけど、多分ここで遠慮しすぎちゃうのも、フェレーリ侯爵家としてスッキリしないだろうから、素直にお受けしておいた方が良いかもね。


<わかりました。でも、わたしはカルロさまと、おともだちになれたらすごくうれしいです♪>


にっこりとカルロに笑いかけると、


<(天使//////)うん!僕もマリーナ嬢とお友達になれたらすごく嬉しい♪>


 んん?最初に何か言ったけど聞き取れなかったな・・・でも、お友達第一号ゲットです♪


さて、そろそろお腹が限界だからお料理食べよう!!


<おにいさまたち、パオロさま、カルロさまとおりょうりとってきますね。>


<<<行っておいで。>>>


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