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言の葉の家へようこそ ~言語オタクが異世界を満喫する話~  作者: 菖蒲月
第一章 【幼少期編】

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9.スキルを使って見よう♪

スキルの関係上、複数言語が文中に出てきます。

主人公の自国語は「」、は外国語は<>で表記しています。

 さーて、私も食べるぞー♪と食べ物のコーナーに移動しつつ家族の位置を確認する。


うん、うちの家族も上手い具合に散って、料理やお酒片手に歓談しつつ説明とかもしてくれてるね。


 お祖父様とお父様は、男性向けに様々なお酒を集めたバーカウンターのようなコーナーで、男性陣と料理を摘まみながらの歓談が盛り上がっている様子。


 お母様は、料理そっちのけでスイーツコーナーの近くに置かれたテーブル席を陣取って、淑女然としながらも全種類食べてやるという気迫を感じる近寄りがたい様相を呈している・・・うん、ご一緒している貴婦人達も似たような雰囲気なので、あそこには後で行くことにしよう、そうしよう。


 お兄様達はすでに他の貴族家のパーティーやお茶会に参加したことがあって、同年代のお友達が何名もいるので、その方々と一緒にお子様ランチコーナーで楽しそうに料理を選んでいる。


 ギル兄様は試食の際にオムライスやナポリタンなどのトマト系の味付けが気に入ったみたいでお皿の上が赤っぽいし、ヴォルフ兄様は唐揚げが大のお気に入りでたくさん乗せているのでお皿の上は茶色っぽい・・・個性が出ていて面白いけど、野菜もちゃんと食べてよー。


 私もお子様ランチを作って貰おうとそちらに近づくと、視界の端に少し離れた壁際からお料理をジッと見ている5歳くらいの男の子がいるのに気付いた。


 近くのテーブルにいた給仕係の使用人に聞いて見ると、どうやら本日ご招待した2カ国のどちらかの要人の子息らしいが、母国語のみしか話せず、使用人も話しかけたが言葉が通じなくて困っていたらしい。


「あれ?つきそいのおとなのひとはいないの?」


「最初はお母様と思われるご婦人とご一緒だったのですが、他のお客様の対応で少し目を離した間にご婦人がいなくなっていて、ご子息がお一人で立っておられたのです。お声を掛けさせていただいたのですが、言葉が分からずに事情が分からないのです。」


「えー!おてあらいかなぁ?それにしても、こどもをひとりでのこすのはマズイよね・・・。よし!じゃあ、わたしがいっしょにいるから、もしごふじんがもどってきたら、そうつたえてもらえる?あと、おかあさまにもじょうきょうをおつたえしてね。」


「畏まりました。」


 さて、今日のパーティーに招待した外国の要人はどこの国の方だったかなぁ?


たしか、一つは同じ大陸の大国でムリーノ王国。


この大陸は北大陸と呼ばれていて、中世ヨーロッパ的な文化・風習の国がほとんどみたい。


髪色は茶髪が一般的で王侯貴族には金髪が多く、肌色は白色。


その中でも、ムリーノ王国は最も大陸の西側に位置するため、海を挟んで隣にある西の大陸(名前はそのまま西大陸・・・)との交流が深い。そのため北大陸内の国としては独特な文化や風習があるらしい。


独特な文化や風習があるって聞くとワクワクしちゃうよね~楽しみだ♪



 もう一つはバイエルン領から南に海を渡ったところにある別の大陸(うん・・・そのまま南大陸です///)の大国でヴェルミオン帝国。


 ヴェルミオン帝国は、強い日差しの影響か浅黒い肌の男女ともに体格の良い人が多く、気温の高さから露出の多いきらびやかな衣装が特徴的らしい。


 この2国だけど、ヴェルミオン帝国からは成人したての皇弟殿下が長となる使節団が来ていて、大人しか居ないって聞いてるから、ムリーノ王国の要人のご家族かな?


男の子は綺麗なピンクゴールドの髪にルビーのような綺麗な赤色の瞳をしている。


すっごく綺麗な色だけど、この辺の国では珍しい色合いだなぁ。


西大陸の方々は赤色系の髪や瞳の人が多いと聞いた事があるから、そちらの方がご家族にいるのかもしれないね。



 さて、じゃあ『言語理解(人・亜人種)』 <パッシブスキル>を試してみますかね♪


<こんにちは。きょうはパーティーにきてくれてどうもありがとう!わたしはマリーナ・フォン・バイエルン。3さいになったのよ。マリーナって呼んでね。わたしのことばはわかる?>


<あ!こ、こんにちは。お招きありがとうございます。僕はムリーノ王国で商会を営んでいるフェレーリ侯爵家の次男でカルロ・ド・フェレーリ、5歳です。僕もカルロって呼んで下さい。凄い!言葉が分かります!!>


 おおぅ・・・流石侯爵家、5歳とはいえ丁寧な挨拶が返ってきたよ。


でも、やっぱり言葉が分からない中で一人で恐かったのか、5歳らしい素直な反応が可愛いね♪


そして、スキルは問題無く使用出来る事が確認出来たね。これは便利だわ~。


<カルロ、おとなのひとはいっしょにいないの?>


<最初はお母様とお兄様と一緒にお父様の挨拶回りが終わるのを待って居たんだけど・・・凄く良い匂いがするでしょう?それにみんなが美味しそうに料理やスイーツを食べているから、お父様の挨拶回りが終わるのを待てずに、お料理とスイーツの所に行ってしまったんだよ・・・一緒に行こうって言われたんだけど、僕はここでお父様を待ってたんだ。>


 うーん、母親と兄が一緒だったのに、我慢できずに料理とスイーツコーナーに行ってしまったと・・・


たしかに、今回は料理もスイーツも力入れて用意したから喜んでくれて嬉しいけど、小さい子残して行ったらダメでしょうよ⤵


せめて近くの使用人に声掛けてよ・・・。


まぁ、頑張って父親の挨拶回りが終わるのを待ってた彼にご褒美として、私がスペシャルな料理&スイーツツアーにお連れしましょうか♪


<そっか、ひとりでがんばったね!でも、おなかすいたでしょう?しようにんにたのんで、あなたのおとうさまとおかあさまにつたえてもらうから、いっしょにおりょうりたべにいきましょう♪>


<マリーナ、ありがとう。・・・じつは僕もお腹すいてたんだ///>


<よーし、じゃあいっしょにたべよう!>


カルロの手を握って、まずはお子様ランチコーナーへ向かいましょう♪


最後まで読んでいただきありがとうございます(ღ˘⌣˘ღ)

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