7話
「お嬢そんなに落ち込んでないで進もう」
「わかった」
残念だけどまっすぐ進んで行ったらワンチャン拾える…はず
「切り替え早いね…」
「そんなにここで時間使いたくないんだもの」
「あのーもうすでに1時間くらいこの1階層にいるんだけど…」(1階層平均攻略時間約30分)
「そ、そう言うこともあるのよ…とにかく進むわよ」
そんなに時間たってたなんて…体感5分なんだけど
「は〜い」
それから特に何も起こらず(敵はゴブリンしかいないし)1階2階と進んでいき4階層まで来た時事件が起こった
「あら、戦闘中かしら」
「ぽいですね」
前方でゴブ7対13歳くらいの若者ら3人が戦っていた戦況は五分五分若干ゴブ優勢
「助けます?」
「断りを入れてからね」
「おーい、手伝うかい?」
「兄ちゃん!人だよ」
「わかってる黙って戦え……すいません出来れば手伝って…ください…くっ」
「わかりましたゲヘナやっちゃっていいよ」
「僕なんですねやるの」
「当然」
あっと言う間にゴブリンがアサシンナイフでスライスされていく。
兄弟?は呆然としているだけ
「大丈夫?」
「大丈夫ですから」
「顔赤いよ?」
「大丈夫です助けてもらいありがとうございます」
「いえいえ当たり前のことをしたまでです」
「…なんで僕がやったのにお嬢が助けた風になってるの?ていうかなんでまた信者増やしているの?」
「信者って何?」
「なんでも」
学園にアリス愛護協会があるけどそれを言えば他の会員たち(貴族のボンボン)に殺される。当然僕も入っているNo.6だ会員は全部で3000位なお現在も増え続けてる
「なんでこんなとこにいるの?」
「…えっと……」
きっと自分の力を過信してここまで来たけれどゴブの数が思った以上に多くてこんなことになったのだろう
「これからは自分の力を過信しないようにねわかった?」
「はい…」
/:/:/:/
それが終わってからと言うもの人とよく出会った親切な人もいれば私のことを娼婦と呼んだりするク…下品なお方がいたりしてそれを半殺しにしたりしてあっという間に18階層
「おかしい…」
「何がですか?」
「うまくいきすぎてる気がする」
何かがないと私の「第6感」が言ってる
「だから何がです?」
「わからない…けれど用心するに越したことはないわよ」
「そうですか…気をつけながら進みますか」
それからも私の中で何かが無いと言っているのを感じながら進んだ。
それは27階層でわかった
ここらへんになると人が居ないなと考えていたそう考えていた
「わかった…」
「何がです?」
「私の感が言ってたことよ」
「ああ、あの用心するに越したことはないってお嬢が言ってた奴ですね。なんだったんです?」
「…え」
急に何もないところにヒビが入る
「うわ!…何ですかこれ」
それまで私達の進んでいた道が突然崩れ…いや…変わった。さっきまで洞窟みたいだったけれど今は舗装されたトンネルって感じ
「普段だったら気づけたのでしょうけどここに入った時点で私達は催眠によってこの事に関して意識が向かないようにされたのよ」
「しかし僕もお嬢も精神系の攻撃に対する耐性があったのにどうして…」
「かなりそれも私達ですらレジストできないくらい強力だったか耐性を低くする何かしらが施されていたか」
「何かされた心当たりがないことからして多分私達ですらレジストできないレベルの「催眠」と言うことになるわね」
「後それと同レベルの幻覚魔法の使い手がいそうだねこの二つを1人で行えるわけがないからね」
作者)二つというのはモンスターが居ると勘違いさせた幻覚のことです
「ええ、とんだ厄介ごとに巻き込まれたわね」
「ほんとですよ…」
「お嬢…壁見て」
「あれは!…さっきまで壁だったのに…」
さっきまで壁だったところに階段が出来てる…
「お嬢一応聞くけど行く?」
「帰りましょう」
「即答なんだ」
「当然でしょこんなわけのわからないところにいつまでも居たくないし」
「でも、帰す気はなさそうね」
出口閉じられちゃった
「そうですね…」
「進むしかなさそうね」
「そウデすね」
「行きましょうか」
「そウでスネ」
「ゲレナ?」
違う、これはゲレナじゃないいつから?多分ダンジョンに入った時だ多分分かれ道にでも入った時私はゲレナの幻覚と一緒に来ていたのね…と言うことはゲレナと今はぐれてる感じかしら。不味いわね主にゲレナがあいつ私より弱いから…心配だわ
「グカー」
こいつはオークマジシャン?いやオークマジシャンとオークナイトを掛け合わせたオークジェネラルぽいわね
「こいつを倒してからゲレナを探すとしましょう
「グガー」
オークジェネラルがよく研がれた剣を横殴りにふる
「避けたけど威力高すぎません?あんた」
「グゴー」
「近接は得意でないのだけど味方を呼ぶ前にやるしかなさそうね」
次回更新日11月10日予定
予定ですよ(早くなることは多分ない)
なぜなら戦闘シーンを考えなければならないからだよあまり期待しないで下さいね