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ミ ッ シ ョ ン

なんだろう?秋なのに日差しは強いし、なんだか暑い。

 「しかし今度の仕事…」

「ん?なに?仕事がどうしたの?」

「嫌な感じだ」

「仕事にいいも悪いもあるの?」

「……」

「私にはいつもとかわんないような気がするけど…違うと言えばスケールかしら、でも今までにもこのぐらいのケースはこなしてるわよ、私達」

「そうだな」

今度の仕事…たしかに結衣の言う通り、取り越し苦労ってやつかな。

 東京の景色とはかなり違って見える山々、湿度も少し違うな。

 まぁおよそ都会の真ん中にはこんな施設は作れんだろうが…

少しの間車を停め見取り図らしきものを見てみる。

 ここまで調べてるんだったら自分達で出来んのかねなどとも、うん、いつも思うなそれは。

 たしかに二人で潜入するにはかなりの広さだが今までもこなしている…

やはり俺が気になるのは人…か。

 

 もう一線は退いてはいるが、鐘巻 善五郎。

 このじじい日本人では知らんやつはいないだろう、俺でも知ってるぐらいだしな。

 表では海外支援とかで逆に政界を退いてからのほうが有名かもしれん。

 俺に言わせりゃ、こうゆうやつが一番信用できんがな。

 そして反町 大吾。

 鐘巻の懐刀とゆうところか…そんなやつではないと思うが…

鐘巻と一緒にいるところは絶対見せないやつが、この山奥の要塞でだけは、顔を合わせる…間違いなく重要拠点には違いない。

 大吾がいる、それだけでこのミッションは倍額になるな。


 もう二十年もたつが、同じ大学にいた大吾は百年に一人の逸材と呼ばれ、俺とは対比するとそれこそまったく正反対の、ここまで違う人間がいるのかとゆうぐらいの違い方だった。

 だから気があったのかもしれないが、あの四年間一緒にいなかった日のほうがまれだったな。

 善と悪、だった二人が悪と悪になってご対面か…懐かしさなんてセンチメンタルなものとっくに無くしていた自分の心に大吾が入ってきたことに、むず痒く、笑いさえこみあげるのだった。

 「おや珍しい、笑ってるよこの人。」

 およそ見たことの無い、パートナーの顔の変わり具合がとても新鮮でおかしく見えたらしい。

 「もうそろそろ車を隠さないとな。」

 「そうね。」

 お互いの顔の神経が少し変わるのを、お互いに感じる瞬間だった。



「おい、もうそろそろいいだろ。

 教えねぇか今度の仕事、なんなんだ?」

俺はイライラしてるぞって雰囲気丸出しで沖本に聞いた。

 「細菌です。」


 「そんなこったろうと思ったぜ、軍隊でも行かせりゃいいじゃねか、ばかやろう!そんなもん持ってる敵が、たった二人の敵に、敵にだぞ!お・き・も・と!はいそうですかと渡す。

 そんな適当な警備なわけないだろうが!」

 「フッフッフッフッ」

いつ聞いても嫌な笑い声が聞こえる。 

 「いたのかい?」

 「いたらだめかな?」

 「そんなら話が早い、なんとかしろよ!」

このいないと思っていた、いるともおもっていたが、こいつが俺達のICFのボス、川上 三郎だ、もちろんこいつがほんとのトップだとはだれも思ってはいないが、ICFではこいつが全責任を担っている立場にいる。

 こいつに声を掛けられた時が俺達の人生の終焉だったかもな。

 「お前達は軍隊より弱いのか?」

これだ、これでいつも乗っちまう俺も結構単純だなと、仕事が終わった後に思う。

 「わかったよ、行けばいいんだろ?この装備でねぇ。」

 「それもいつもどうりだろ?奪えばいいじゃないか、フフ。

 適当な警備じゃないんだろ、敵は?」

 そのとうりだね。

 もういいや。

 「いい死に方しねぇぞ、じじい!」

 「お互いにな。

 それより滝本君、反町君とは旧知の仲だが大丈夫……いや失言だった、取り消すよ。」

 「ふん!じゃあな。」




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