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第一話


4月1日、小説家養成専門学校の入学式を終えた僕に、クラスコンパ(飲み会)への誘いがあった。


私はだいたい、こういうときに何らかの理由をつけて断ることにしている。

私は根本的に人との会話が苦手である。しかも普段ひきこもりがちで、類を見ない人見知りときてる!


リア充と呼ばれる普段集団の中で華やかな生活を送っている人たちとの会話はほぼ成り立たないであろう。


私ははじめ、誘いを断ろうと思った。

私を誘ってきたクラスメイトも別に来ても来なくてもいいといった社交辞令のような言い方だったので、私も一瞬断りかけたが、何故か参加すると言ってしまった。


―まぁ、クラス初めての飲み会だし、誘いを断ったらクールを気取っていると思われるかもしれないからな。


飲み会の日は4月12日だ。


私はそれまで着るものに無頓着であったが、ダサい服を着ていると、嘲笑の的になる可能性もあるので、コンビニでファッション雑誌を立ち読みした。


私はオーリーという雑誌に乗っていたB系ストリート系(今で言うラッパーのようなファッション)が気に入ったので、それを通販で購入することにした。


なぜわざわざ通販で買うのかと諸君は考えるだろう?


そもそも私は福岡市内在住であり、服なんかは天神に行けばデパアトで山ほど買える。


実は今まで私はお母さんが買ってくれた服しか来たことがなかったのだ。だから、私はハイカラな服屋(ショップと若者は呼んでいる)はまたぐのに敷居が高い。だから、店に行きたくなかったのだ。


三日で服は届いた。服は少し大きめで、値段の割には安っぽいものだったが、何らかのブランド品ということだったので、良しとした。




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