♪81.歯ブラシを水で濡らすのは
歯磨き粉、苦手でした。
以前、どこかで。
歯磨きをするとき、歯磨き粉をつけるまえに歯ブラシを水で濡らさなくてもいい——そんなことを聞きました。
なんでも、唾液だけで、泡を立てる水分には足りるそうです。
ふうん、そうなんだ?
だけど、私は。
これを聞いても、歯ブラシをつかんで、いきなり歯磨き粉をつけるようにはなりませんでした。
なぜなら——というか、おそらく大半のひともそうだと思うのですが。
仮に歯磨き粉をつけないとしても、歯ブラシをいきなり口のなかにつっこんだ磨きだしたりせず。
水道の水にあててから、磨きます。
とうか、これ。
たんに水に濡らしてるだけでは、ないんですよね。
濡らすだけではなく、指で毛をはじいてやって、すすいでいるのです。
前回の歯磨きから、何時間たちました?
歯ブラシにだって、空気中の埃がつきますよね?
それを水ですすぐことで、洗い流してやってから、歯磨きをはじめる。歯磨き粉をつけるなら、当然、すすいだあとから。
じつに合理的ではありませんか?
いえ、おそらく大半のひともそうだと思いますが(汗)
歯磨き粉をつけるまえに、歯ブラシを水で濡らすことじたいが、まちがいみたいな描きかたがされていたので。
目的はちがうところにあるため、その指摘はあてはまらないよって。ちょっと言いたかっただけなのです。
それだけ。
つきあわせて、悪いね。
にがてなのは味じゃなくて。
唾液にまじって、いくらか飲み込んでしまって。





