♪79.汁なし系と追い飯
追い飯、嬉しいですよね。
汁系の麺のスープを飲むとき、さいごに器の底に沈んだ、麺や具の切れ端が飲みごたえを贅沢なものにしてくれます(とくに、ミンチ肉やチャーシューのかけら!)。
この贅沢感を楽しむために、汁なし系の麺に見られる追い飯文化が発展・定着したんだなあ、なんて思いますけれど。
その反面、汁系の麺のスープに追い飯をする、いわゆる「ラーメン雑炊」には賛否両論あるみたいですね。
そこのお店で推奨されてる食べかたなら、別ですけど。
追い飯は、まだ汁なし系の麺がメインの文化な気がします。
てゆうか、追い飯をするための「汁なし」系の麺なんですが。
麺をほぼ食べ終わったあと、白いごはんを混ぜ込むわけですけど、——混ぜるために残されたのは、味の染みた具のみではなく。
けっこう「汁」残ってませんか? 混ぜてるうちに、白いごはんに色がつきますよね?
え? これ、「汁」でなく「たれ」なんですか?
「汁なし」だけど、「たれ」はちゃんとたっぷりかかっている。麺と具だけで食べてたわけじゃないでしょ、って? そりゃ、ごもっともですけど。
「汁」なら、飲んでしまえばいいものの、「たれ」はそうはいかない(焼肉のたれとか)から、ごはんに混ぜ込んで食べてしまう——それが追い飯のマナーなのかな。
そんな悟りを、ひとつひらけたきょうこの頃でした。
具の破片を残しながら食べるのが難しい!
麺といっしょに、しっかり混ぜ込んで食べてしまうと、追い飯がちょっとさみしくなる(笑)





