♪3.不屈の紙コップ
こぼれると、あわてます。
ふいたあと、へこみます。
コンビニで、コーヒーを買うことってありますか?
ホット用の、紙コップだけでなく。アイス用の使い捨てプラスチックコップでも、あてはまるんですが。
紙コップを倒してしまうことが、よくありました。
もちろん、中身の入ったやつ。
もちろん、中身はこぼれました。
本やらCDやらが、被害に遭わなったのは、不幸中の幸い——というか、不注意中のコトナカレ。……でも、被害が発生してからでは、遅いのです。
防災は、対処よりも予防! 天災ではなく、人災である以上。防ぐことは可能なはずです。うん、まあ、ただの不注意だからね。
そして、この予防方法にはふたつが考えられます。
① 倒さないように注意する
② 倒れにくいように工夫する
……あたりまえといえば、そうなんですが。
まあ。順番に、考えてみましょう。
① 倒さないように注意する
忘れ物しないように、注意するだけで。忘れ物しなくなるなら、世話ありません。
太らないように、注意すればできるひとには。ダイエットなんて、おおげさなことはせずとも、ちょっとした節制ですむはずです。
つまり、注意してるつもりでも。紙コップを倒してしまうひとは、倒しちゃうものなんですってば。
できるひとも、いるのでしょう。
でも、できないひとは、いったいどうすれば?
紙コップを使わない、というテはあります。
軽い紙コップが倒れやすいのならば、グラスやマグマカップを使えばいい。
資源的にも、まっとうな意見ですし。
あ、でもエコな食器洗剤使わないと、いけないのかな。
みんながみんな。紙コップ使わなくなったら、メーカーさんが苦しくなるんじゃないのかな。
考え出すと、あれやこれやですが。
ここでは、紙コップを使う前提で、いきたいと思います。
好きなんですよ、紙コップ。
食器としてより、工作の材料として。
こんど、トーテムポール、つくりたいと思っております。
——それだと、中身こぼす心配もないですが。
脱線 → レール上に復帰
② 倒れにくいように工夫する
倒れないようにね。あるものを使えばいいんですよ。
ほら、車の中でだったら、紙コップを倒さないように使うもの、あるでしょう?
ホルダーです!
あれを、車外でも使えばいいんですよ。
とはいえ、わざわざ、車内にある取り付け式のやつを、付け外ししたり。車外用に、余分に手に入れる必要はありません。
あるものを、代用として使うのです。
ガムテープ!
いま、つっこみを入れたひと。
違いますよ。
貼りません。
私、そこまでトガってないです。
じゃあ、どうするかって言うと。
ガムテープを、輪っかのまま置いて。
その穴に、紙コップをすっぽり、入れてしまうのです。
あんまり、使い進めたガムテープでは、いけませんよ。
ちゃんと、輪っかに厚みのあるやつが、適任です。
厚みが重みを生み、紙コップが倒れるのを防ぐからです。
ガムテープの内径と、紙コップの直径が、うまいこと合うんですよ。
え? ガムテープひとつ、ホルダーに使い潰すのかって?
いえいえ、ガムテープは、本来の使いかたをすればいいですし。厚みと重みが足りなくなってこれば、また新しいガムテープを用意するだけですから。ガムテープは本来、あくまで消耗品なのです。
ホルダーに使ったなら、なんだかんだで汚れるじゃないか!
そんなの、使いたくないなぁ。
それも、もっとも。
だから、いくら私でも。ホルダーに使ったガムテープを、普通に他の用途に使うほど、トガって——というか、ズボラではないですってば。
さきほど「本来の」使いかたとは言いましたが。
それは「用途」ではなく「機能」のはなし。
【粘着】
を、使うという意味です。
いや、テープだからあたりまえだろと、お思いでしょうね。
だから、だいじなのは「機能の用途」。
【粘着】を「接合」ではなく、「掃除」に使うのです。
巻いてある粘着テープをくるくるやって、小さなゴミをとるやつありますね。
あんな、使いかた、しちゃいましょう。
こちらは、くるくるせずに。適当な長さにちぎって、ぺたぺたやるんですけど。
埃とりに使うもよし。デスクの消しゴムのカスを、まとめるもよし。けっこう重宝します。
つまり、今回の私の提案は
☆ 紙コップホルダー兼、簡易掃除テープ用にガムテープの常備
なのです。
コストも、スペースもたいしてとらず。日常的に活躍してくれるガムテープ。
こんな使いかた、いかがですか?
あ、私。インドアなんで。自室や、オフィスの机での、ことばかり考えていました(笑)
アウトドアでも、ガムテープ役に立つんで、いいと思いますけど。——それでも、人数ぶん。持ってくわけにはいかないですね(苦笑)
ガムテープも、好きです。