♪191. 友人に言われたことば その2
「友達」と呼べる友人、今までいないこともなかったのです。
「年齢を重ねると、そのうち。そんなに本数、描けなくなるから」
前回と、おなじ友人から言われたことばです。
彼も、ソングライティングをしている人間で、ギターを引いたり、たまに歌ったりしていました。
私の描くものを好きだと言ってくれていましたが、そのとき口にしたのが冒頭のことばです。
当時、私の歌詞の生産ペースは、多くても月に10本ていどで。2、3本という月も少なくありませんでした。
そして、彼のこの台詞。
おそらく
・作品数を重ねると、すでに描いてしまったことが増えて、描きたくなること、新たに描けるものが減ってくる
・年齢を重ねると、多感さや感受性の豊かさは衰える
この二点が理由なのだろうと思います。
だからこそ、描けるうちに。描いておかなければならないものを、描いておいてほしいとのエールだったのでしょう。
ですが!!
あれから10年は経った今。
毎日掲載の詩は、ほぼ新作ばかり(たまぁーに旧作のリメイクもありますが)。
現在は、歌詞だけでなく自由詩も多いので、単純比較はできませんが。それでも、かつてをおおきく上回るペースで描いております。
そして、当然。当時よりいいものを、当時では描けなかったものを描けるようになりました。
彼とはもう会うこともないでしょうが。
かつての親交に感謝を込めてこう言いたいですね。
「おおはずれ。ざまあみろ」
って(笑)きっと、彼なら笑い返してくれたことでしょう。
ほとんどが「悪友」でしたが(笑)