♪166.どの作品に触れようと手を出すか
ほんとは、あれもこれも触れたい。
自分の好きなものや、たまたま手にしたものだけに触れていると。その偏りから、触れ損ねてしまう作品があります。
話題作とか、それにつられてひょいひょい手を出すのには、躊躇してしまったりするんですよね。
あと、先入観から、スルーしてしまったもの。
興味はありつつも、手を出す機会を逸したり、なかなかその機会がめぐってこないもの。
じっさい、ずいぶんあとに触れることができたとき。なんでこの作品に、もっと早く触れとかなかったのかったのかって、思うことは少なくありません。
自分が恣意的に張った網だけで、触れる作品を選ぶのは、チャンス・ロスですが。
ランキングや、話題の記事を調べて、それに従うってのも好ましいかどうか?
インプットの偏りは、ある意味、個性でもあり。それはアウトプットにも影響を与えるはず。
触れておくべき名作は数あれど、インプットの傾向を過度に不偏的にしようとも思いませんよ。
だからこそ、だれかからおすすめをうけた作品は、「触れておくべき作品」リストにのっけるようにしています。
とはいえ、やはり。いつか触れようと思いつつ、あとまわしになってしまうことは、多いのです。
ところが、ごくたまに。こんなタイプの人間に逢うことがあります。
・あるていど、好きなものの趣味が合う
・じぶんの好きなものの、好きなキャラや、好きなシーン、好きなポイントなどを熱く語る
・そこにこめられた、本質や精神性に触れるもの言いをする
・それらに、面白味があり、興味がわく
要は、そのひとの感性に、ちょっとした信頼をおける人間ってこと。感性の豊かさや深さではなく、その感性に響いたときにどんな音色を奏でるのか、そんな感じ。
そのひとおすすめのものは、「触れておくべき作品」リストの上位にもっていくことにしております。
そんな人間に逢えることは、そんなに多くなくて。
まさにあてはまるといったかたが、過去に何人いたかと考えると、すぐには数人しか浮かびません。
でも、できることなら。
つねにひとりは、身の回りにいてほしいタイプだと考えております。
話題作も、触れといて損はないんですけどね。