♪128.詩が描けないときに描いたもの
歌詞じゃないものも描いてみた。
10年くらい詩が描けなかったあいだ、なにもしていなかったかといえば、じつはそうでもありませんでした。
今のように自由詩も描くならともかく。歌詞として使うには難しいフレーズや、台詞のようなもの、あるいはシチュエイションや、物語。
そういったものを、歌詞とは「ちがうかたち」で描いてみることにしたのです。
このサイトにこうして描いていることからもわかるように、その「ちがうかたち」とは——マンガです(笑)
いや、そこは小説じゃないのか?!
うん、小説ではないの。
文章力の問題もあったのでしょうが(今もかなりある、苦笑)、それよりも絵を入れることで、頭のなかにある映像と合わせたかったのでしょうね。
とはいえ、画力もないへたっぴであることから(当時は、今以上に!)、まともなマンガではなく、描いていたのはネーム(マンガの絵コンテのようなもの)。
背景などはいいかげんですが、セリフや絵もちゃんと描いてあるので、ふつうにマンガとして読める体裁はととのえてありますが。コマ割りやカット割りは考えてあっても、やはり思うようには描けないもので。
歌詞を描きはじめたときもそうでしたが、数を重ねて、描きかたをつかんでいくことが必要だと痛感しました。
そして「数を重ねる」ために、描いたのが……。