雨の日
たゆたう窓の視界
みぞれまじりに降る雨
こんな日、こんな気分は外に出たくない
座って暖かい湯にくず粉を溶かし
ゆっくりと煎餅をかじりながら味わいたい
君のことを考えながら目をつむる
寂しさを紛らわせることができるのは、
忙しさと温もりだけだよね
だから、
安心するために、一緒にいようよ
忘れるために、くっついていようよ
必要だから、
僕の世界にいてくれよ
僕のことを求めてくれよ
そうしたら、瞬間が永遠になるのかな
終わりのない幸せなんて、幸せと呼べないんだろうか
憧れるんだけど、本当に本気でそう思ってる?
触れ合うことでしか、分かり合えないのなら
この運命の組み合わせ、試してみたくならないか?
先が見えないなら、確かめてみたいんだ
始まりはいつも、とりあえずと思いつき
人生なんて、それでいいんじゃない




