1話︰始まりの扉
読んで頂きありがとうございます!
文章力乏しいですが、楽しく読んでくれたら嬉しいです。
マイペース更新ですがよろしくお願いしますm(*_ _)m
私は、料理専門高校に通う高校3年生の“榊 千鶴”18歳!!
今日も、いつもの様に朝早くに自分の弁当を作りシャワー浴びて着替えてと登校準備ばっちりで家を出た。
道並木には、桜が咲く季節.......卒業&入学シーズン!でも、私の学校は、専門なので5年制!高校と専門学校がセットになっている!入学式はあっても卒業式は、まだ先の話。
自分がワクワクドキドキでこの学校に入学してきたのがついこの前みたいに感じる季節でもある。
そんな事を考えながら歩いてると、前方から見るからにげっそりしたフラフラなイケメンの部類なお兄さんが歩いてくる。顔色も悪く、ご飯も食べてなさそうだ。
そういう人を見ると放っておけない気持ちが湧いてくる。
だが、知らない人に声掛けるのもちょっと怖い。
そんな気持ちと葛藤してたらお兄さんが倒れそうになっていた。あー、もう、ほっとけないじゃない!と心で呟きながらもお兄さんの元へ駆け寄った。
「あの!だ、大丈夫ですか?」
勇気を振り絞り声を掛けるとお兄さんが少し青白い顔を上げ
此方を見て一瞬目を見開き申し訳なさそうに口を開く。
「あ、あぁ、大丈夫で、す。お腹減ってるだけなんで。すみません。」
やはり!ご飯食べてないんだ!お兄さん金欠なのかな?んー、仕方ない!朝作ったお弁当しかないけどそこら辺で倒れられたら目覚め悪いし、あげよう!そう考え、去って行こうとするお兄さんの腕を掴み近くのベンチに座らせカバンの中から弁当と水筒を出し差し出す。
「はい、お兄さん!ちゃんと食べないとダメですよ?私の手作りで悪いですが味は保証するんで食べてください!お弁当箱と水筒は返却は大丈夫なんで。それじゃ、気を付けて帰って下さい~!」
ビックリした顔のお兄さんに弁当と水筒を押し付けて学校へ走る。後ろから声が微かに聴こえた。
「ありがとう!なま...は?」
よく聞き取れなかったが"ありがとう"は聴こえたので振り返らずに手を振った。
何事も無かったかのように学校へ登校し、いつもの様に授業を受る。お昼は学食に行った。下校して家に帰宅し夕食なども済ませ眠りについた。
次に目を覚ましたら、見知らぬ空間で全体的に白で統一され何も家具など無かった。
「んん?此処は、何処?」
当たりをキョロキョロ見回しても検討が付かない。
「やあ、先程振りだね!千鶴ちゃん!」
後ろから声をかけられ驚きながら振り返ると、そこには、朝弁当をあげたお兄さんが立っていた。
「此処は何処?って言うか、名前なんで。もしかして!ストーカー?!」
「違うよ!!此処は、異空間。僕は、大和。千鶴ちゃん達の所で言うと神様にあたるのかな。詳しく説明するね?」
説明によると、神様である大和さんは、地球で自分が作った地球と似ているが少し異なる世界大蛇を発展してくれそうな優秀な転移者を探し回っていて疲れ果て空腹にフラフラしていた所私と出逢いお弁当を食べてあまりの美味しさに一目惚れし調べこの空間に連れてきたとの事。そして、大蛇を発展して欲しいとお願いしてきた。
「じゃあ、もし転移したとして地球では私の存在はどうなるんですか?」
「千鶴ちゃんの分身って言えばいいのかな。その人が今までの生活を送るようになっているよ。」
世界のどこかには似た人が3人居るっで言うのは本当らしい。似た人と言うか分身って全てが同じだって事だ。凄いな!さて、どうしようかなってこの空間にいるから後戻り出来なさそうだな。
「千鶴ちゃんお願い!僕の作った世界を千鶴ちゃんの美味しい料理で発展していってくれないかな?もちろん、それなりの力を授けるから!」
子犬の様な目で私を見てくる神様の大和さん。うぅ、、あざといが行ってみたい気もする。
大蛇は、日本で言う所の戦国時代
に似てるらしい。
加の有名な織田信長公とか武田信玄公とか上杉謙信公とか存在するらしい!実は歴史物が大好きな歴女だ。
後は、魔法も使えるらしい。
そんなん、行ってみたいじゃん!!料理を発展したりとか色々自由LIFEでいいって言うし!
友達とか家族に会えないのは悲しいけど分身が生活をしてくれるってんなら行きたい!
「分かりました!是非行ってみたいです!」
子犬の目をした神様の大和さんは大喜びで私に色々加護をつけてくれた。
ステータスと暗唱すればステータスが見れるらしい!楽しみだー!
「ありがとう!千鶴ちゃん!大蛇をよろしくね?僕とは念話とかあと社を作ってくれたら千鶴ちゃん専用空間に行けたり各地に作るとゲートの役割をして瞬間移動可能だよ!じゃあ、、そろそろ大蛇へ行こうか!さあ、この扉が大蛇へのゲートだよ。」
目の前に光の扉が出現した。
ここを通ったら新しい世界大蛇!
目を閉じながらノブを回し扉を開く。
「行ってらっしゃい!千鶴ちゃんに幸多からんことを!」
後ろから大和さんが囁いてくれる中で歩き出した。
「行ってきます!」
私の新しい人生が幕を開けた。