表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

人の寿命が50年と決まっている世界

作者: 千秋



寿命のことが聞きたいんだっけ?


さて…、どこから話そうか。



この世界では人一人の寿命は50年と決まっている。



なんでも昔々の世界では長生きする人が多すぎて


社会保障?やら出生率?が大変なことになって


みんなの生活が苦しくなってしまったらしい。


だから今から100年ほど前に


50歳を過ぎた人は安楽死をするようになったそうだ。



当時はなんて残酷な、って意見もあったらしいけど


実際にこの法律がはじまってから


みんな生活は楽になったし


食糧問題だって解決していったし


犯罪者だって政治犯以外は減ったらしい。


なんだろう、社会に余裕ができたんだって。


だから今となってはこの法律は良かったんじゃないかな。


僕は学校に通っているけれど


学校では50年という限りある人生を


どうやって大切に生きていくかを教えてもらってる。



昔の人は命の終わりがわからなかったって聞くけど


僕達にはよくわからない感覚だ。


50年って決められてるから充実した生を送りたい。


決められてない寿命なんて、足元がふわふわして


生きている感覚がわからなさそうじゃないか。




もういいかい?


じゃあ僕はいくよ、


寿命間近のおばあちゃんに会いに行く用事があるんだ。



「では、よい人生を」



閲覧ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] なんだろう。そんな世界があってもいいなと思えるような内容でした。穏やかな語り部も良かったです。 [気になる点] 「もっと話が続けばな」なんて物足りなさを感じてしまいました。あと、自分は60…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ