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2018年2月 お題「バレンタイン」その1

「副会長。学園理事長の孫である私の絶大な権力を使ってバレンタインデーのルールを作るわ」

 生徒会長の雨宮さんはいつも唐突だ。

「非モテ男子に希望を与えるため、女子は全員、くじ引きで選んだ男子にチョコを贈ることを義務付ける」

「なんて横暴なルールなんだ。でも会長が言うなら仕方がない。是非やりましょう」

「さすがチョコを貰えない男子代表ね」

 でもね、と雨宮さん。

「男子には秘密だけど、実はくじは全部白紙にするのよ」

「え?」

「好きな名前を書いて、くじを口実にチョコを渡せるってわけ。「くじで当たったから仕方なくよ!」って」

「天才」

「問題は、これを君にばらした私にはこの手が使えないのよね」

「え、今、何か言いました?」

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