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とある夏の空想  作者: Caramel
3章
28/34

3.2

講義が終わり家に帰ろうとすると、正門で昴に声を掛けられた。


「突然ごめんね、村上君。少しだけ相談したい事があるんだ」

別に全く問題ないが……急にどうしたのだろうか。

「外じゃ相談できないことだから、この後私の家に来てほしいんだけど……だめかな?」


……なんだろうこの急展開。まるでラノベのご都合主義だな。

そんな下らないことを考えつつも二つ返事で答える。

こうして僕は初めて彼女の家に行くことになった。



彼女の家は駅に隣接するマンションにあった。

……いかにも家賃が高そうな家である。

そんな事を考えつつ、彼女の家にお邪魔した。


中はいかにも女の子の一人暮らしであるような感じになっていた。

少しばかり甘い匂いがする。

特有の居づらさを我慢し、彼女に相談の内容を聞く。


「実はね、村上君に会って欲しい人がいるんだ。」

まあ二人きりな訳ないか……少し落ち込む。

しかし一体誰なのだろうか。


「こっちに来て、私」

彼女が突然意味不明な事を言う。

......一体どういう事だ?

すると隣の部屋へと繋がる扉が開く。


その瞬間僕は驚愕した。


そこにいたのは。


紛れもなく山崎昴本人であったからである。



彼女が二人いるとは一体どういう事だ?まさか……?

混乱していると声を掛けられる。

『やっぱりあなたには私が見えるのね……初めまして、村上君』


……お前は誰だ。


『私はもう一人の昴よ。よろしくね』


そう言って彼女はニタリと笑った。


いきなりの急展開回です。

感想、批評お待ちしています。

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