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とある夏の空想  作者: Caramel
2章
25/34

2.23

大学からの帰り道、僕はいつものように喫茶店に寄った。

まあ、遼太郎だけでなく彼女もいるのが少しいつもとは違うのだが。


「ごめんね、祐介君。こんなところまで着いてきちゃって」

彼女は何なのだろうか。というか遼太郎からの視線が痛い。

「君たちはよくこの店に来るって聞いて少し気になってたの。それにしてもいい喫茶店だね。私の趣味に合ってる。」

それはそれは良かったことだ……で何時までいるのだろうか。

「そんな私を邪険に扱わないでよ……まあ君たちの時間を邪魔したのは悪いと思うけどさ。ごめんねっ」

……ああ、少しばかりイラっとする、が少しばかり心地よくも感じられる。

遼太郎がさらに僕を見る。……うん、放置してごめんね。


「しかし山崎さんもよく祐介に興味を持つね。驚きだよ」

どういう意味だ。

「だって少し話を聞くと私の趣味と合いそうだからさ。興味を持つのは当然じゃない?」

それでもやけにグイグイ来過ぎだと思うのだが……まあいい。


しかし本当に彼女の貞操を心配してしまう。

「村上君。何か言った?」

冷たい笑顔で彼女が言う。

……どうやら声に出してしまっていたようだ。慌てて釈明をする。

しかし彼女を怒らすと大変なことになりそうだ。気を付けよう。



と、何時もと面子は少しだけ違うものの、ほとんどいつも通りの会話を楽しんだ。

やはり彼女とは親しく出来そうだ。話していると心地が良い。まるで旧友と語る時のように。


……まあたまには遼太郎を構ってやらなければ。どうやら彼は予想以上に寂しがりやらしい。意外と女々しい男だ。



こうして僕の月曜日は終わった。

思えば彼女と出会ったのは先週の水曜日だ。

たった数日でここまで親しくなるとは思いもしなかった。現実は実に奇妙な物だ。



こうして彼女は僕の日常に溶け込んでいったのだ。


……死体と共に。


やっと序章終了。ユニークアクセスが500を超えました。感謝。

感想、批評お待ちしています。

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