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とある夏の空想  作者: Caramel
2章
24/34

2.22

月曜日、朝。


また一週間が始まる。



いつも通りに駅へ向かう。

角を曲がりバス通り沿いを歩いてゆく。

ふと目の前を自転車が横切る。

どうやら運転しているのは女性の様だ、危ないな……まったく。車に轢かれるかもしれないという事を考えていないのか。


そう考えている頃には女性はすでに宙を舞っていた。

急にトラックが止まれる訳が無い。おそらく急ブレーキを踏んだのであろう、道にはタイヤ痕が残っていたがほとんど無意味だった。

トラックの運転手が車から飛び降り女性の元に向かっていく。だが女性には遠めに見ても分かる程、体が可笑しな方向に曲がっている。それに血がどんどん広がっていっている。


おそらく助からないだろうな……そう考えた僕はまた歩き始める。

一切の興味を失って。



「やあ、祐介」

いつも通り日替わりランチを食べていると遼太郎に声を掛けられた。

「どうやら今日は死体を見なかったのかな?今日はいつも通りだね」

まあ残念なことにやはり朝から見ているのだが。

「そうなのかい?……君の中で死体を見るという行為が一般化しているのかな。君はそんな事に慣れてしまってはいけない」

と言われてもなぁ……慣れようと思って慣れている訳ではないし。仕方ないじゃないか。

「君はもう少し危機感を持った方がいい。今の状況がいかに異常かを気付くべきだ」

分かっているさ。


しかしこんな話をしていると食事が不味くなるのだが。

「そうだね、済まない……祐介。別の話をしようか」

とまあ、その後は特に変わりなくいつも通りの会話をしただけだ。



いつも通りに過ごせるという事は何よりも幸せである。


そう気づくのはもう少し後の事であった。


もうそろそろ加速していく予定です。(予定は未定)

感想、批評お待ちしています。

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