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とある夏の空想  作者: Caramel
2章
15/34

2.13

こんにちは、不思議ちゃん・・・思わず声に出してしまった。


「村上君。それはどんな意味かな?」


・・・彼女の笑顔が怖い。というかこの子と会うのは初めてではないにしろ少しばかり馴れ馴れし過ぎないかと思う。色々と心配だ。


「こんにちは、山崎さん。それで今日はどんな用だい?」

「なんとなく。村上君がいたから声を掛けたの。」

遼太郎が少し暗くなるのが分かる。


「そういえば山崎さん、今朝の話聞いたかい?」

またその話題か。


「ん・・・?何のこと?」

・・・どうやら彼女は友達が少ないようだ。



遼太郎が彼女に色々と話をしている間、僕は出来るだけ聞かないようにしていた。出来るだけ思い出したくないから。

なので当然彼女も飽きる。


「そんな暗い話は終わりにしよ。それはそうとさ、村上君・・・」

そんな感じで彼女は僕に話しかけてくる。

僕はいつものように答える。

いつの間にか彼女と自然に話していた。


こうして、僕と彼女は近づき始めたのだ。


結局昼の休憩が終わるまで彼女と話し込んでしまった。横で見ていた遼太郎には正直済まなく思う。だが、彼女との話もまた楽しめたのだ。



その日の夜。

僕は一人、テレビで野球を見ていた。

夕飯は食べ終わり、僕は少しばかり煙草を楽しんでいた。


『やあ、相棒。』

こいつはいつも突然だ。一体今日は何の用だろうか。


『君は昴と出会えたそうだね。』

そうだな。彼女から近づいてきたのだけれどな。


『これは大切な出会いだ。君にとっても、僕にとっても。だから大切にしてほしい。』

君がそんな感情を見せるのは珍しいな。


少しばかり驚きつつ答えようとすると、既に彼は消えていた。


知り合いに読みにくいと言われたので少しばかり行間に隙間を追加しました。

感想、批評お待ちしています。

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