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第三問 どうしたらバイクのようなものが爆発するのか?

異能力で借りたひばりちゃんをだして陸をヒョウガさまから借りて出しました。

「ふむ……これで試してみるか」


「りーくん、本当にそれでいくの?」


長い黒髪をポニーテールにしたちっちゃな女の子が見た目は小学生にしか見えない女の子が。

高等部の制服を着た少女が話しかける赤い髪の少年――――海谷陸。


「ちっちゃくないよ!?」


「誰にいってるんだ、ひばり」


叫ぶひばりにあきれたように見つめる陸。

 彼女は陸の幼馴染で両家公認の仲なのだが………。


『マスターになにいっても無駄ですよ、ひばりさん。 こう見えて頑固なんですから』


ホログラフィックドールで陸が発明したサポートドールである。

水色のアホ毛で長い髪の少女、それがマーナである。

 そんなマーナが言うと頬を引っ張られていた。



『ひひゃいれふ、まふたー!?』


「ちょっと、りーくん!! マーナちゃんがかわいそうでしょ!」


そんな陸を止めると抱き寄せて睨む。


「そんなことより、乗れ。 遅刻するぞ」


「あ、そうだった! でも、大丈夫なの? また、爆発したりしない?」


『ひばりさん、それは後でわかることです。今は急ぎませんと!』


陸がバイクのようでいて浮遊する機械に乗っている。

 マーナに急かされて陸の後ろに乗ると、アクセルをかけて走らせるのだが。


「ひにゃあああああああ!!!?」


「ふ………なかなかの速さだ」


悲鳴をあげるひばりがいるのに動じた様子もない陸。

 そのまま校門前までたどり着くと、ひばりを先に下ろして自分も下りると光り輝くのだがぽん、という栓抜きで抜かれた音のような爆発しか起きなかった。


「むぅ………また、アイツか」


「いやいや、不機嫌になる理由がわからないからね!? 空ちゃんにお礼をいうべきだからね!!」


不機嫌そうになる陸にひばりがハリセンを出して叩いた。

空とは陸の双子の妹でよく似た容姿をしており、博識である。

ひばりのことを姉にと常に思っているとか……。


『今日も、決まりました! ひばりさまのハリセン!』


「いつも、思うのだがどこから出しているんだ? 全然だすところから見えない」


「企業秘密です!」


マーナが笑顔で拍手し、不可解そうにひばりを見ると彼女はきっぱりと言う。


「また、あなたたちなの? よく飽きないわね」


「先生、たちってなんですか!?」


黒髪の長い髪をひるがえして現れた教師が言うとツッコミをいれるひばり。


「ああ、ごめんなさいね。 海谷だけだったわね」


そう言ってひばりに謝罪する笹原まみ教諭。

金色の髪でクォ―タ―なのだとか。


「いつもいつも、りーくんがすみません」


ぺこりと頭を下げるひばり。


「苦労するわね、幼馴染って」


「もう、慣れっこですから」


苦笑する彼女にひばりが苦笑する。

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