序章
プロローグ
薄暗いオフィスでパソコンカチカチとパソコンを覗き込むように操作する2人組の男性、1人は還暦近くと思われる髭と葉巻が似合いそうな貫禄のある老人1人は無表情で体つきもよくスーツ映えする20代半ばの男性である
「もうこの会社も終わりのようだぞプロデューサーや」
「社長!!まだチャンスはありますあと1年で経営を立て直せれば…」
とパソコンの中の赤字だらけの経営書類を見ながら社長と呼ばれている男性とプロデューサーと呼ばれている男性がため息をつきながら話していた。
「もし潰れるなら最後に私の夢を叶えたかった」
社長と呼ばれている男性はカツカツと手に持った杖をつきながら社長席と書いてある机の方に歩いた。
その後高そうなデスクの引き出しから1枚の紙を取り出した。
「もしかしてあのプロジェクトを………」
と少し驚いたしたような様子で社長に質問した
「あのプロジェクトを始動する!」
狭いオフィスには不要な程の大きな声で社長は叫んだその言葉を聞き少し驚いた表情をしたプロデューサーはすぐさま立ちあがり拳を固めた、その拳を見ればプロデューサーの決意の固さは歴然だった。
「その言葉を待っていました」
と無表情のプロデューサーが少し笑っているような気にさえさせる色々な感情を含んだ一言だった、
狭いオフィスで2人の新たなプロジェクト
「アイドルウォーズ」が始動した……。