勇村魔の目覚め
初めまして。くだらない小説(ラノベかもw)を書かせていただきます。鈴村興覇です。
僕が書く作品には重度の中二病、いきなりのストーリー展開など、作者にしかわからない世界が切り開かれることがありますw
僕の勝手な動きについてきていただけるんでしたら、読んでいただきたいと思います。 これから頑張っていきます><
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『おい、起きろ、村民24』
?俺は不思議に思い、閉じていたまぶたをゆっくりと開けた。すると、そこには・・・
見知らぬおっさんが俺の顔を覗き込んでいた
「ッ!どぅわぁぁ!!」
『ハッハ、元気がいいなお前は!さて、プレイヤーのために今日も畑を耕作するか!』
「は?プレイヤー?耕作?意味が分からん・・・」
『何を言ってるんだお前は?俺たちはこのゲームのプレイヤーのために耕作をして【知識】を手に入れるんだぞ!』
「・・・あのー、あなた、頭大丈夫ですか?」
・・・そういえば、俺は、昨日RPGゲームをやっていてつい携帯ゲーム機に顔面を押し付けて寝てしまった(気がする)が・・・ これは、夢なのか? いや、俗にいう異世界へワープ?そんなことがあるわけない・・・そんなことが・・・・ん?意識が、うすれてく・・・・?
・・・・・・・・・・ハッ!
気が付くと、俺は普段のベッドの上に寝ていた。
「や、やっぱり夢だよな・・・!?」
しかし、何かがおかしい。体が重い。風邪でも引いたか?と思いながら、ふと体を見ると・・・
「鎖帷子 守備力:55」
・・・・・・は? これは、俺が昨日やっていたゲームの装備だ・・・ってことは、まさか、武器も・・・!
な!? 武器持っていなかったとはいえ、マイナスはないだろうマイナスは!
しかし、この装備からすると、俺は今勇者なのか・・・? だとすれば、魔王討伐で終わるんだな、この異世界は・・・ フッ、ゲームカセットと同時に攻略本を買った俺に敵はない・・・!
・・・・・・あれ?意識が、また遠くなっていく・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ハッ!
<魔王様、やっとお目覚めになりましたか!>
周囲から歓声が聞こえる。 え?魔王様??
<さぁ、これで思う存分世界を荒らし、勇者を再び封印できますね!>
まさか、今度は俺は魔王なのか!? ってことは、魔王(俺)で世界を滅ぼし、勇者と村民(俺と俺)で世界を救えってのか!?冗談じゃない、どれか一人でも自分が死ぬなんて嫌だ!! となると、次は俺は何になるんだ・・・?
<そういえば、魔王様のお名前はなんでしたっけ?>
ふむ。これはゲーム内でいう主人公の名前決めだな。上等だ。元中二病の血が騒ぐぜ!
「ウォッフォン。ワシはエターナル...」
<魔王様はカラスッピーでしたよね!!!!>
<そうだ、カラスッピー様だ!> <カラスッピー様万歳!!!!カラスッピー様万歳!!!!>
「えっ、ちょっちが...」
こいつら、聞く様子もない。くそっ、あの部下あとで殺してやる・・・
<ところで、魔王様、まずどの町、村から攻めるのですか?>
「ん?あ、あぁ...とりあえず、このファゼットってとこを攻めようか。」
<かしこまりました。では、部下の魔物や盗賊、山賊を向かわせます!>
[おう。」
RPGでは魔王を倒すのもスカッとするが、魔王を操るのもいいものだな~・・・ん、意識が・・・
・・・・・・・・バチン!!!!
「痛い!キャラクターの変わり方にも程が・・・って、さっきのおっさん!?」
『大変なんだぞ村民24!このファゼット村に賊や魔物が襲ってきたんだ!!』
・・・え、ここってファゼット村なの・・・!?
ってことは、俺は魔王と勇者と村民でいくってのか。上等だ、この異世界、制覇してやる!