決して広くないリビングで
決して広くはないリビングに
今日も変わらず朝陽が差し込む
窓から見える山々も木々も
そして季節を彩る花々も
心に差し込むエモーショナルは
いつも変わらない
喜びを、優しさを
悲しみも、淋しさも
折り重なる光のグラデーションに
刻まれ包みこまれてゆく
好きと言えば壊れてしまうことを怖れ
恋していることを知られることから逃げ
嫌われることを避け
変わらない距離感と笑顔で現実逃避
幻滅することがあっても
避けられることがあっても
決して広くないリビンクで
今日も変わらず焦がれている
君が好きということに