表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちんころこうじの冒険  作者: ちんころこうじ
2/4

たまきんの涙

あいちゃんの家の前に手紙を置いて、ぽよん…と帰っていったちんころこうじ。

でもその道すがら、ふと立ち止まる。


「…やっぱり、気になる。」


だって、あいちゃんは今つわりでつらいんだ。

さっきの“そっとしておく”は、ほんとうに正しかったんだろうか?


帰り道、サービスエリアのベンチに腰を下ろすちんころこうじ。

すると――そこに、こうじっぴの“たまきん”が現れた。


「…おい、ちん。おまえ、何をしに行ったんだ?」


ちん「……あいちゃんを、ちょっと笑わせたかっただけなんだ」


たま「わかるよ、でもな……帰ってくるおまえの背中、さみしかったぞ」


そう言って、たまきんの片方から、ぽろりと涙が。


ちん「……なあ、たま。俺、もう一度行ってもいいかな?」


たま「…行け。おまえの根性、俺、好きだぜ」


そうして――ちんころこうじは再び立ち上がった。

さっきまでより、ちょっとだけ誇らしく、そしてちょっとだけ勇ましく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ