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84 1592年10月19日 佳志子様とN2HK

話があっちこっちに飛んで申し訳ない。時系列に沿った話の展開とは別に思いついたことを異聞として掲載する。筆者の備忘録であり本編と話がつながるかは、素人小説ゆえ全く判らない。

無論、異聞は無視して然るべきである。(時代劇風口調になった。そのうち本編も飛ばされそう。)

日本放送協会・NHK、感想を書いて下さった方のご注意により名前を変える事にした。

転移世界の名称は日本2放送協会・N2HKとなった。

読み方は、エヌツーエッチケーである。最初、アナウンサーが大いに噛んだが次第になれた。

エヌツー エッチケーと間を開けて読めば良い。

H2宇宙ロケットと同じ要領である。H3宇宙ロケットの打ち上げ成功は嬉しかった。余談である。

― ― ― ―


(63話 現代日本は泰然自若 3 戦国ゴジラより)


N2HK会長・枠田麻由子(48歳)

かつて日本国の移転を第一報で伝えた女性アナウンサーも

50代が目前になった。だが妙齢の貴婦人という形容が当てはまる。知性と判断力と強い意思を感じる。N2HKのトップになっている。


松平定信・報道局長(37歳)

日本国の移転のスクープを、ほぼ独断で放送した当時の若手のエリート支局員も壮年の域に達しようとしている。

東大医学部生物科卒の医師免許を持つ男が、畑違いのN2HKに入った時は部内で話題になった。

― ― ― ―


1592年(西暦2035年)10月19日


松平報道局長:「佳志子摂政より、衛星通信が入っております。」


忰田N2HK会長:「そういえば昨日も入っていたな。遺伝情報の事とあったので(松平)局長が居ないのでスルーした。」


松平:「東大医学部生物科に遺伝子ゲノム解析の結果と次の方針を打合せしておりました。」


松平は結果を聞くだけの人間ではない。報道に於いても原稿を棒読みする事はない。自分で考え取材もスタッフに的確な指示を出す。遺伝子解析においてもイニシアティブ(主導権・率先)を発揮している。


忰田:「そうか、それで変異株の兆候は見つかったか。」


松平:「それは見受けられませんでいた。今の所、現行のペニシリン・アモキシシリン製剤で対応が可能です。」


忰田:「判った、では、回線をつなぐ、局長から説明を求められたら、宜しくお願いする。」


松平:「了解しました。あっ、回線を繋ぐのは(しば)しお待ちください。少し話が、、」


忰田:「なんだ、また、あの話か、、」


松平:「はい、遺伝子ゲノムに、遺伝子総量の変化が見られています。それと、因果律ミカンネット袋理論に新解釈が有ります。」


忰田:「因果律ミカンネット袋理論・・・の新解釈? 誰の解釈だ?」


松平:「もちろん、私の解釈です。東大医学部の職員に話しましたが、理解できませんでした。」


忰田:「・・・それで、、その話を誰にするのだ。」


松平:「まずは会長に、その後で佳志子様にと考えています。」


忰田:「・・・今は・・・研究段階なので・・・辞めておけ・・・。」


(因果律ミカンネット袋理論)については第11話の森蘭丸の(歴史の網目)の説明を御参照頂きたい。

3年後1595年の朝鮮半島半島由来者の老衰死・琥珀瞳現象にて証明されるが、現段階では理論でしかない。松平は前日、約3時間に亘って東大医学部で持論の講義をしており、医学部病院の業務を停滞させたとの抗議が、東大学長直々の来訪により口頭でなされたのは2日後の1592年10月21日である。

-----

(後述)

今回の時系列に沿った移転世界の話は短くなる。というのも関が原異聞において新たな展開が

有った事による。異世界の異世界は現実世界か、はたまた、もう一つの異世界かも知れない。








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