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81 1592年10月18日 治五郎 麻奈 可奈

本日は嘉藤治五郎と茉奈・佳奈の話です。本筋とは関係無いので興味ない方は飛ばしてください。

内股正志(うちまた まさし 1978年生)

西暦2036年=1592年 では58歳になる。2011年11月に食い逃げ事件を起こして柔道界を追放、5年間の懲役となり投獄された。被害にあったラーメン店主は『めっちゃくってんけど』などと苦笑していたと言われるが、真偽は定かでなく今更言っても仕方ない。

アテルナイ(2004)と南京オリンピック(2008)の66kg級で金メダルを獲得した。アテルナイトでは全ての試合をそれぞれ違う技で一本勝ちという珍しい記録がある。

1回戦 寝技と払い腰、 2回戦 巴投げ、 準々決勝 準決勝 は不明、 決勝 足払い。すなわち、立ち技、寝技全てで1本が取れる。

2020年より熊本県のラーメン店に勤務し総責任者をしている。人生を諦めない人物である。再婚した女性は当時のラーメン店の店員であるが被害女性では無いらしい。


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1592年10月18日

肥前・名護屋城1階、住宅部分の改修工事は急ピッチで進んでいる。もう1週間くらいで入居出来そうだ。

以下、住居スペースの仕様である。

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71話 影武者 豊臣秀吉 18 家康vs治五郎 より抜粋

トイレ TOTOネオレストEX、風呂 TOTOサザナ 洗面 TOTOエスクア、

システムキッチン TOTOザ・クラッソ、テレビSONYブラビア85型 8K対応

ベッドや調度品については、茶々の自腹だったのでニトリの型落ち版を更にトコトン買い叩いて送料設置費無料で納めたと言われる。

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総面積は150㎡だが城の1階という事もあり基準法の採光が取れない。仕方なく全室クローゼットや視聴覚室にした。なお、当時は建築基準法がないが、日本最大のゼネコン鹿島建設の設計部長が指摘したようだ。

無窓の居室にすれば良いが、消防法とかの制限を調べるのが面倒臭いので一般的に名称を変える。審査機関も審査が面倒臭いので、部屋名を変える事を進める。

(長い余談となった。ただし住宅用火災報知器は寝室と思える部屋だけでなく用心のため全室に付けた。(もういいだろ!!))

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さて話の本題に戻ろう。住宅部分に隣接して格闘場が作られた。20mの渡り廊下で(つな)がるが基準法上のチェックはやめておく。

試合場が10m四方 場内は16m四方となる。他に観覧場が有るので20m×20mになる。さらに隣接したトレーニングルームと更衣室がある。無論シャワーも付いている。嘉藤治五郎が来る前から有ったから不思議であるが、剣道場も兼ねるから戦国時代では必須の設備だったかもしれない。


茉奈美・佳奈美:「秀吉様、一手お手合わせ願います。」


柔道着姿の双子の姉妹が、秀吉と向かい合って礼をしている。麻奈・可奈は今年18歳になる。二卵性双生児だから遺伝的には姉妹だが恐ろしいほどそっくりである。しかも話し方もタイミングも示し合せたように呼吸が合うから同一人物が分身の術を使っているかと疑う程である。


基本的な背負い投げの練習であるが技を掛けているのは麻奈・可奈である。秀吉はゆっくりと投げられる。

相手の力量に合わせてギリギリ投げられる負荷をかける。(おだ)てて育てるのが一流の指導者である。


秀吉の練習相手は麻奈・可奈の二人だけである。秀吉の素性が外に漏れる事を恐れてだが、二人に限定しているのは別な理由も有る。


麻奈・可奈は柔道着の下はTシャツを着ている。ブラジャーはしていない。そもそも戦国時代にはTシャツもブラジャーも無い。ブラジャーは留金が痛いし(あざ)が付きかねないので現在でもスポーツブラである。乱取りで秀吉が何本か投げられた後で軽く足払いをして寝技に持ち込む。


秀吉:「どうじゃ、逃げてみろ。」


可奈が袈裟(けさ)固めで抑え込まれる。秀吉の左腕が可奈の頭に廻りこみ右手が可奈の左手を抑える。秀吉の鍛え抜かれた大胸筋が可奈の胸を押さえつけるが柔道では当然でありセクハラにはならない。


秀吉:「鉄砲返しを致せ。先ほど教えてやったろう。」


可奈は自分の両足は跳ね上げを肩ブリッジをして逃れようとする。何度かの試行の末、抜けて可奈が喜んで小躍りする。


秀吉:「阿保、そこから逆に抑え込まんで何とする。返し技も教えなんだか。」


麻奈(まな):「それでは私もお願いいたします。今日も寝技と絞め技をお教え下さい。」


麻奈は先日、秀吉に締め落とされ活をいれて息を吹き返してから、絞め技を好んで教授してとしつこい。

可奈は普通に立技や寝技を学びたがるが、麻奈は趣向が違う。双子でもそれぞれなようだ。

無論、秀吉も麻奈には手加減して、むやみに落とさない様に心がけている。極めて危険なのは戦国時代でも例外ではない。麻奈(まな)の頭文字(M)をとって覚えておくと間違いはない。無論、余談である。

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(後書き)

加納治五郎をタイムリーパーにして嘉藤治五郎にしようかと思ったが、年齢的にもちょうど良い人がいたのでお願いしました。本人の承諾は小説がヒットしたら取ろうと思いますが、その心配は無いでしょう。










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