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現代日本は泰然自若 3

なんとなくウンザリする。輸出入が途絶えた日本の話が書きたかったが、やはり1度、日本は自然崩壊しないと駄目なようだ。今回も短くなったから読み飛ばしても良い。あっ、鯨の竜田揚げが食いたい。捕鯨再開で書こうとしたが面倒くさくなった。

前回の続き

1583年天正12年、西暦2027年の日本の5月。2025年12月の転移から1年半後の現代日本。輸入がほぼ途絶えている。


一番の問題は主食、2番目に石油、3番目に配合飼料、4番目に化学肥料、5番目にコーヒー、6番目にカカオ、7番目に鉄・非鉄金属、8番目に小麦、9番目に大豆


数え上げればキリがない。


主食の米は減反していたが、休耕田に作付すれば1人1日当たり2合3勺(約330グラム)は十分に供給できる。これは終戦時の必要最低限の配給量であるが、転移前の日本人は1日150グラムしか米を食べていなかった。


転移前の国産米は800万トン、国産小麦は80万トン、輸入小麦は500万トン、配合飼料は1200万トンである。

輸入が途絶えたなら、作物を増産すれば良いが化学肥料が底をついている。

食料自給率が38%などとは統計の誤魔化しで実際には10%にも満たない。国産と称する農林畜産物の8割方は元を正せば輸入品である。


化成肥料の窒素・リン酸・カリ(カリウム)、は植物に必要な三要素であり、極めて重要であるが、1度使われた物は転移前の日本ではほとんどが廃棄されていた。


2027年2月に、転移した現代日本で極めて重要な法案(NPKリサイクル法)が国会にて否決されている。

窒素(N)・リン酸(P)、カリ(K)の再循環を推進する法案が否決されたのである。



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