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上杉景勝と森蘭丸 4

次回、日本初の回転寿司の命運は如何なる事に?

森蘭丸の登場は有るや?

武田信玄vs上杉謙信

言わずと知れた戦国の両雄である。両者の気質や人心術を講じられる事は多い。然るに筆者は違った側面から図ってみたい。


両者の違いは農耕騎馬民族vs北前船の海洋貿易とも言える。


武田信玄は広大な8カ国を有しながら石高は120石、すなわち生産性が極めて悪い。領国を資本と考えるとコスパは最悪である。


対して上杉謙信は越中、越後、上野と能登を半分づつで100石以上有ったといわれる。上質な衣類になる青苧(繊維)の一大産地で、さらに北前船の寄港地だった事が大きい。

北前船による国内貿易の主役は商人と銭である。商船で物販の商いをするのに物々交換をしていては引合わないのは自明の理である。よって貨幣経済が発達した。


対して武田信玄の領内では金が取れたが献上物であり、貨幣として流通の主役になるのは江戸時代になってからである。設楽原の決戦で銅銭を鋳潰して鉄砲玉にしたのだから貨幣経済は程遠い。


織田軍&自衛隊の駐屯地

設営作業が手間取ったので(開店)は明日になった。

作業員A:「それにしても凄いネタだなぁ。腕のふるい甲斐ある。」

作業員B:「越前蟹は献上物だから、我々の晩飯は紅ズワイガニか。まぁ、俺は紅が甘くて好きだな。値段も5分の1だし。」

作業員C:「鮑もデカいなぁ、最高級の黒鮑だ。ちょい味見するか。」


手慣れた仕草で鮑の造りと肝醤油が出来る。紅ズワイガニが殻抜きされプリプリの生身脚がテーブルに広がる。


作業員ABC:「ほぇ〜、たまんねぇ〜、やっぱり漁師の特権は止められない〜。」


十数張りの野営用テントが設営され、周囲に簡単な柵が置かれ、夜間照明が照らされる。バルーン形状のメタルハライドランプである。1灯でも恐ろしく明るく野球場の大きさの野営地を隅々まで照らす。銃を構える自衛隊員が警備しているので侵入者は考えられないが、現地の人々が遠目で集まる。


作業員D:「越後の皆様にお知らせします。本日は準備段階のため、営業は明日午前10時、巳の刻からと致します。

皆様のお出でをお待ちしています。銭を持ってお起こし下さい。」


現地人A:「なんだ銭いるんか。青苧売った銭払うんか。」

現地人B:「どうせ侍共に根こそぎ取られる銭じゃ、話の種に行ってみるか。」



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