第7記 診療所の日常 前編
先月中にあげたかったのですが、思った以上のボリュームになり、この後もまだ続くので2つに分けました。
あと今回はユニコーンのレイラ視点です。
「んーよく寝ましたわ、あらここは・・・。」
そうでしたわ、わたくしは昨日からシュンカ様に住み込みの弟子見習いとして来たんでしたわ、シュンカ様のお世話をする身として、シュンカ様と同室が良いといったのですけど、初日ですしまずここでの生活に慣れてからと言われて、別室を用意してもらってんでしたわね、目が覚めましたしシュンカ様の様子を見に行きましょう。
「今日は~・・・の日ね~もう~来てる~かしら~。」
わたくしが部屋から出ると、ちょうどシュンカ様が楽しそうに診療所の外の方へ行くところでしたわ。
「シュンカ様、こんな朝早くからどちらに行かれるのでしょうか?」
「レイラ~おはよう~、レイラも~朝早いのね~あの娘が~待っている~かもしれない~一緒に~行きましょう~。」
シュンカ様と一緒に家の外に出ると、そこには蜂の姿の面影のある少女が待っていたわ、昨日の話に蜂のハーニャ様がいたから、おそらく彼女はハーニャ様の娘の一人ですわね。
「シセル~お待たせ~お久しぶりね~ハーニャは~元気に~している~?」
「はい、ハーニャ様は元気にしていますよ、ただ最近シュンカ様やメディ様とお会いできていないので寂しそうでした、それとそちらの女性はどちら様でしょうか?」
「初めましてですわ、わたくし昨日からシュンカ様の弟子見習いとして、住み込みで教わる予定のレイラですわ。」
「朝食を~食べた後~魔法を~メディや~スズカ~確かに~最近~花畑に~行きたくても~怪我人が~いたりで~行けなかったのよね~、でも~みんなの~怪我が~ほとんど~治って~いるから~快方祝いに~みんなで~花畑に~ハイキングに~行くのも~良いかも~。」
「それは良いですね、ハーニャ様も喜ばれます、近況報告はこれぐらいにして、今回の蜂蜜ですどうぞお納めください。」
「最近~少しずつ~柔らかく~なって~来たけど~まだかたいわね~もっと~気楽に~話して~良いのに~。」
「いえ恩人であるシュンカ様には礼儀をつくさなければなりませんから、ではわたしはこれで。」
「ハーニャに~よろしく~伝えといてね~。」
シセルはいくつかの蜂蜜の入った壺をシュンカ様に渡して帰って行ったわ。
「シセルが~持って~来てくれた~蜂蜜の~容器は~蜜蝋で~出来ているから~これも~色々~使えるのよ~。」
「そういえばわたくしが実家にいた頃、蜜蝋を使ったお菓子を料理長が作ってくれたことがありましたわね、それがとても美味しかったから作り方を教えてもらったんですわ。」
「つまり~レイラは~、そのお菓子が~作れるのね~今度~作ってね~。」
「もちろんシュンカ様の為に、心を込めて作らせていただきますわ。」
「結構~話が~盛り上がって~だいぶ~時間が~たったから~家の中に~入って~リビングで~朝食が~出来るまで~待って~ましょう~。」
わたくしとシュンカ様がリビングに行くと、すでにスズカ様がキッチンにいて、朝食の準備をしていましたわ。
「シュンカお姉ちゃん、レイラおはよう、シュンカお姉ちゃんとレイラ、今日は早起きだったけど、シセルに蜂蜜を貰いに行ってたの?」
「ええ~そうよ~私が~外に出ようとした~時に~ちょうど~レイラも~来たから~一緒に~行ったの~、今回も~たくさん~蜂蜜を~持って~来てくれたの~。」
「ちょうど良いから少し蜂蜜使うね、料理に入れるとコクがでるから。」
「分かったわ~。」
少ししたらキッチンからメディ様の声がしたわ。
「スズカなにか料理手伝おうか?」
「メディありがとう、だけどもう少しで出来るから、リビングでシュンカお姉ちゃん達と一緒に待っててもらって大丈夫なの。」
「シュンカもう起きてたのね、(置いてある蜂蜜を見て)なるほど今日だったのね、私も早起きして行けば良かったわね、シセルは元気にしてた?」
「元気に~していたわよ~相変わらず~態度は~固かったのが~気になった~けど~、それに~ハーニャが~寂しそうに~している~といって~いたわ~、だから~明日~みんなで~会いに~行きましょう~。」
「明日か、ずいぶん急ね。でも早い方が確かに良いかもね。」
「みんなそろそろ朝食が出来るわよ。」
「でしたら、わたくしが患者のみなさんを呼んで来ますわ。」
「大丈夫、最近はこの時間になればみんな来るから。」
メディ様の言った通り、しばらくしたらみんな来たのですけれど・・・。
「おはよう、良い匂いにゃ。」
「お腹が空いたです。」
「食欲をそそる香りこん。」
「昨日も言ったけどちゃんと服を着てよね。」
そう皆さん服を一切着ていない全裸なのですわ、ですが昨日病室に行った時はきちんと着ていた・・・あれあのときは、
「でも服なんて今まで着ていなかったし、着るのは面倒にゃ。」
「そうそういつも裸でいたんだから問題ないです。」
「それに尻尾が大きいから服を着るのが大変こん。」
「三人ともなんて格好をしているんですの、はしたないですわ。」
シャルルさんとくるみさんはおそらく、昨日シュンカ様達が森林を復活させたエネルギーの影響で人化の力を手に入れたと両親が言っていた、精霊の加護の力を授けられた動物達、力獣な気がするから服を着てなかったのも少しわかりますわ、ですが。
「特にたまもさんは昔はきちんと服を着ていたのに、どうして今は裸なのですの?」
そう妖狐のたまもさんは、わたくしの幼なじみで昔はきちんと服を着ていたんですわ、なのにどうして。
今スズカ様が『・・・に触発されているのよね・・・』と言う声が聞こえた気もするけど、今はこの状況をなんとかするのが先ですわ。
「とにかく皆さん今すぐに服を着てください、服なら魔力を使えば作れますわ。」
その後わたくしが皆さんに魔力で服を作る方法を教えて、朝食のどたばたはどうにか収まりましたわ。
「魔力を~緩やかに~放出~して~、それを~維持~して~いくの~。」
「シュンカお姉ちゃん、言いたいことはなんとなく分かるけど、それだけだと説明不足だよ、さっきレイラさんがやっていた、魔力を服に変えた要領で魔力を留めるのを意識してみて。」
朝食がすんでしばらくしてから、シュンカ様とスズカ様に早速魔法の修行をつけてもらい、まずは魔力制御が重要と言われ、言われた通りやってみたのですか・・・
「イメージはなんとなく理解出来ましたけれど、魔力を一定量保つのは難しいですわ。」
「だけど前よりもスムーズに魔力が流れて来てるからこのまま続けてみるの。」
それからわたくしは、魔力制御を続けていましたわ。
「だいぶ良くなってきたの、このまま続けても体に良くないから、一旦休憩するの。」
「ではお言葉に甘えて休ませていただきますわ。」
「体を~拭くものを~持って~くるわね~。」
「それでしたらわたくしが。」
「私~一人で~大丈夫~だから~」
そう言い残すとシュンカ様はどこかへ行かれましたわ。
わたくし達が、しばらく一休みしていると。
「す〰️ず〰️か〰️!」
「え?きゃあー!」
「スズカひさしぶり、ハティ、スズカに会えなくて寂しかったよ、スズカ遊んで遊んで♪」
突然犬耳犬尻尾の全裸で泥だらけの男の子?がスズカ様の名前を叫びながらスズカ様に飛び付いて押し倒してしまったのですわ。
「ハティ、泥だらけたから、早く離れるの。」
「何ですの、この力獣の男の子は?泥でスズカ様の服が汚れてしまいますし、早く離れなさい。」
「やー、行きたくもなかった堅苦しいお茶会から解放されて、帰って来れたんだからスズカと遊ぶんだもの、それにハティは女の子だもの。」
「とにかく、まずは離れるの。」
わたくし達が揉めていると。
「拭くものと~水を~持って~来たわよ~。」
向こうからシュンカ様が帰って来たのですが、何か水音が聞こえますわ。
「思ったより~重いわ~。」
《バシャーン》
「きゃあー。」
「ひゃあー、しみる。」
シュンカ様がこけたひょうしに、シュンカ様が持っていた器に入っていた大量の水がもめていたスズカ様とハティさんにかかってしまいましたわ。
「シュンカお姉ちゃん、重い物を持つときは一人でやらないでよ。」
「うっかり~してたわ~、ハティちゃん~お久しぶりね~。」
「ハティびっくりした、シュンカもお久しぶり。」
スズカ様とハティに水がかかったことでスズカ様からハティさんが離れましたわ、先ほどはわたくしも興奮してましたし、ハティが泥だらけでずっとスズカ様に抱き付いていたから、ハティさんの容姿をよく確認できなかったのですが、改めたて確認するとハティさんは全裸ですから少しですが胸が確認できますし前から見れば一目瞭然ですわね、それとお茶会といってましたし、ハティさんはわたくしと同じ神獣なのかもしれませんわ。
「ところでハティ、さっき泥だらけだったけど途中で寄り道してその格好で遊んできたでしょう、リルさんもいつも注意してるでしょう。」
「うーだって服着てると、動きにくいんだもの。」
「タマモまでハティを真似して、裸ですごすことが増えてきたし悪影響だからちゃんと服を着てよね。」
「あっやはりタマモが服を着なくなった理由は、ハティさんにあるんですわね。」
「そうだよ、ハティとタマモは同じイヌ科なのと、お姉さん同士も昔から仲良かったこともあって、一緒に遊ぶことが多くなったからかいつの間にこうなっていたのよね。」
このままだと服を着ないのが当たり前になりそうで、まずいですわね、今朝シュンカ様が花畑に行くと言ってましたし、アリッサに相談してみるのも良いかもしれませんわね。
「ハティちゃん~さっき~しみるって~言ってた~けど~、また~その~格好で~木登り~して~身体中に~小さな~傷を~つけたでしょう~。」
「ハティ木登りまでしてきたのね、そうだレイラ。」
「何でしょうかスズカ様?」
「さっきまでの修行の成果をみる、良い機会だからハティの怪我をレイラが治してみて。」
「わたくしがですか?でもどうやったら良いか分かりませんわ。」
「そう言えば、固有技以外の回復魔法のやり方は言ってなかったかも、さっきまでやっていた魔力を保持する要領で、手のひらに回復の魔力を集めて怪我人にその魔力を放出するの。」
「分かりましたわやってみますわ。」
わたくしがハティさんに魔力をしばらく送ると。
「あ、ハティの身体から痛みがなくなった。」
「レイラ上手くいったみたいね。」
「ええ、上手くいって良かったですわ。」
「やっと見つけましたやっぱりここにいましたのね、もうかってにいなくならないでよね。」
という訳で遅くなってしまったうえ、前後にわけましたが、なんとか投稿できました、まめまめあいすさんのリクエストの元気キャラ ハティをだしました、最初は出す予定のないキャラではありますが、彼女のおかげでタマモを力獣から神獣に変更できたりします。
後編は午後の話が主になりますが前編よりはボリュームが少なくなる予定です。